その頃お婆さんはセブの風に抱かれながら、イケてる男にも抱かれたいわ、などとドンペリを傾けていました。

ある時、海を泳いでいると桃のような尻をしたスゴいイケメンが泳いできました。お婆さんは桃のような尻をしたスゴいイケメンをお持ち帰りすると、一晩中桃のような尻をしたスゴいイケメンのバナナを楽しみました。ホテルのフロントマンも昨晩はお楽しみでしたね、とニヤニヤしています。

長いセブの生活にも飽きたお婆さん。そろそろ国に帰ろうか。お婆さんは帰り支度をしてると吐き気を覚えました。そう、お婆さんは妊娠していたのです。バレたらお爺さんに叱られる。困ったお婆さんは一計案じます。そうだ、桃から産まれたことにしよう。

それから十月十日、産まれたのは玉のない元気な女の子でした。

よしよし、お前の名前は桃太郎じゃ。

お婆さんは桃太郎を連れて国に帰りました。涙を流しながら安っぽいウソを重ねるお婆さん。お爺さんは、こいつ浮気したな、とすぐに気付きましたが、こちらも竜宮城の払いがあり強くでれません。

すべてを有耶無耶にして三人は仲良く暮らすことにしました。やがて桃太郎は花も恥じらう乙女に成長しました。