しじみのパテラ治療、摩周丸の心臓病検査がきっかけで

同じ専門医で健康診断を受けることになった、我が家の若い2匹。



こつぶは子犬時代から、左後ろ足のパテラ診断を受けています。しじみの件もあって、今後悪化しない為にできることを今の内から行っていくこと

 

真珠は去勢手術以降、肥満が加速(現在5.5kg…体格は大きいとはいえ抱っこするのも辛くなってきた)

アレルギーも多くなって、目が腫れあがる・足が真っ赤になるといったことが急激に増加。

病院からはアレルギー治療薬を貰っていましたが、いまいち回復せず他の原因もあるのではないかと

改めて診断していただくことに。

 


(足の赤みがひかない真珠....)

 




まずは、こつぶから。

触診、左後ろ足の状態を確認してもらいました。

 

「左足後ろ足は以前診断を受けられたとのことですが、パテラですね。

私が触ると簡単に膝蓋骨を外すことができますが、すぐに戻すことができます。

現在のグレードは1です。

すぐに影響が出るということは今のところないですが、注意が必要ですね。

 

他はいたって健康です。歯並びはやや問題があるものの、口腔内の状態は悪くありません。

心臓も健康そのもの。パテラに関しては気になるようであれば市販のサプリ等使っても構いませんが、しじみちゃんと同じ内容の筋肉トレーニングで維持は可能なレベルと思います。

避妊手術については5歳以下で行うと、ホルモンバランスが崩れて肥満や癌リスクが高まる恐れがあります。

今後、子犬を産む予定がない場合は6歳頃に手術を受けるとよいでしょう。

同時に、歯磨きが嫌いとのことなので必要であれば、歯石除去手術・歯茎上部に生えている歯の抜歯も検討するとよいと思います。

パテラも進行具合によっては、こつぶちゃん位若いのなら手術をする価値はあるかもしれませんが…このレベルであれば、悪化しない限りは手術をせず十分維持できるでしょう」

 

 

こつぶは、パテラこそあるものの問題はないようです。今、しじみに先生の指示で行っている

 

①脇を持ち、後ろ足を立たせる

②①の状態で前歩き、横歩き、後ろ歩きをさせる。それぞれ10秒程度でOK

③①②をそれぞれ、1日2回行う

 

何とこれだけですにっこり

あとは、散歩はできる限りコンクリート上は避けてグラウンドや砂浜、草むらなどを選ぶように意識する

自宅がフローリングの場合は基本的には遊ばせない。ドッグラン等にできるだけ赴くようにする

といった工夫です。

 

 

さて、真珠の結果。

 



腸内環境が非常に悪いです。食事は手作りをされていますし、おやつも無添加を選ばれているとのことなので、生活習慣が原因ではないでしょう。

腸内環境については生まれつき良くない子もいます。また、去勢手術は生後10か月で行ったとのことですが、メス犬の避妊手術とは異なり、オス犬は本来は去勢手術をすべきではないんです。女の子犬がいましたし、やむを得なかったと思いますがオス犬は去勢手術後のトラブルは非常に多いんです。

ホルモンバランスが崩れて肥満になりやすくなったり、肥満になるということは腸内環境が悪化するということです。

アレルギーが起きやすいのは抵抗する細菌がいない、ということになるので目や手の腫れは腸内環境が悪いことが一番の原因です。

 

口腔内も、歯磨きが嫌いな筈のこつぶちゃんと比べてもよくないです。歯周病が既に見られます。

実は歯の状態は、歯磨きの有無はあまり影響しません。腸内環境が悪いことが、一番影響してきます。

大事なのは歯そのものではなくて、歯茎。体内の血流や栄養状態、血液中の状態が大事なんです。

腸内環境が悪いと、当然土壌的役割の歯茎の状態が悪くなります。


まずは肥満を改善していきましょう。食事の量は多い訳ではないと思いますが、見直しとして善玉菌を増やせる内容にしてみましょう。炭水化物・乳製品・糖類は腸ダメージが出やすいので、控えてみてください。

それと、口腔内の雑菌を減らすことができるジェルを出しますので使ってみてください。

脂肪分の多い食事は腸にダメージを与えやすくなるので、肉の量にも注意してください。茹でるなどして、油分を落とすとよいでしょう。塩分についても、摂りすぎには気をつけてください。

現在は5.5kg、まずは5.0kgを目指しましょう。腸内環境の改善は短期間では大変ですが、頑張ってみましょう。

 

顔や手の赤みも、腸内環境が改善していけば自然ととれますしアレルギーも減る筈です。涙焼けや手の赤みは汗や老廃物が上手く処理できず、染み出ているのが原因です。腸内環境を良くすることができれば、改善します。

かゆみがあるかもしれないので、もしできたら毎日1~2回足を洗浄してください。

指の間をしっかり洗うようにしてください。市販のもので構わないので、薬用シャンプーの方が雑菌を殺菌できるのでそちらを使うことをお勧めします。


心臓や他臓器については、健康です。影響が出る前に、腸内環境を改善できるように頑張っていきましょう。」

 





真珠は腸内環境の悪化が原因で血行も悪いので、整体も受けてきました。先生の奥様が動物看護士で、薬膳療法の有資格者(動物と人間のどちらも所持されている)、マッサージ療法の資格もあり色々指導してくださいました。

マッサージを受け、お腹を出して喜ぶ真珠に「なつっこくていい子ですね~」と奥様が可愛がってくださいました。

真珠も今後、整体治療も受けることになりました。

 

 

 

 



まさか、歯が一番きれいな筈の真珠が…既に歯周病…。歯磨きがろくにできていないこつぶの方が

腸内環境は良いので全く問題がないという…。

 

腸内環境が原因だったとは…

 

確かに異常に太っているし、何かしら異常はあると覚悟はしていましたが…

去勢手術はしじみやこつぶもいたし、やむを得なかったのかもしれないけれど

できれば、男の子は去勢をしないで済んだ方がよかったのだ。

 

ホルモンバランスが崩れて肥満になりやすくなる、というのは聞いたことがありましたが

シンや摩周丸は影響がなかったので、私たちは楽観視してしまっていたのもあります。

真珠、すまない…

 

 

 

さて、早速若手たちも生活改善中。

まず、こつぶは筋肉トレーニングの他に、

 

〇市販サプリを毎日、半錠ずつ飲んでいます。

筋肉をつくるアミノ酸が含まれているもので、しじみも通常のパテラ用サプリとは別に服用中。

 



 

そして、真珠はダイエットと腸内環境を整える為の対策を開始。

 

〇前々から使っている乳酸Bエクストラを1日10滴食事に入れる

〇市販のエビオス錠も有効、とのことで1日2錠服用

〇食事の配分を変更。これまで肉主体でしたが、真珠の場合は腸内環境が悪すぎて油分分解ができていないとのことなので

これまで肉9割、野菜1割だったのを 肉5割、野菜5割に。

そして、おからこんにゃくミンチを購入して今後肉をもう少し減らし、タンパク質不足にならないようにして

血流が良くないので、血流改善によいクコの実を1日2つ摂取させることに。

おやつも肉系の摂取量を減らし、魚類や干芋などを中心に。

また、腸内環境を整える納豆粉末・ヨーグルト(乳製品は真珠にはあまりよくないので、週に1回のみ)も取り入れました。

そして、甘いお菓子類(ボーロやパンなど)を現状は禁止といたしました。

 

 

そして、処方されたジェルを1日1回口腔内に塗って、雑菌を減らせるように試みています。

歯磨きは直接的な効果はないものの、やって意味がない訳ではない(歯垢は落ちるから。歯周病は防げないけど)ので

続けて問題ないよ、と先生に言われているので歯磨き自体は継続しています。

 


(こちらが雑菌を減らす効果があるらしいジェル。1日1回寝る前に使用)

 

 

しじみの重度パテラはショックでしたが、結果的には4匹の事で見直しもできましたし

まだ間に合う段階で治療できるので、本当に安心しました。常に見直しと勉強は必要なのだな、と改めて思いました。

 

 

つぶの3回忌の次の日から起きた、怒涛の日々でしたネガティブ

 

 



「お姉ちゃん、私のお墓の前で泣いている場合じゃないわ。私はもう死んでいるけど、貴方には生きている4匹がいるのよ。

私とシンが死んだ時に誓ってたでしょう、二度と後悔しないって。

後悔したって、私たちは戻らないのよ。泣いているのは楽よ。反省しているって自分に言い聞かせられるから。

でも一番大切なのは向き合うことよ。しじみを見なさい、悲しまないで自分ができることを最大限やっているもの。

 

もう泣くのはいい加減やめて。今できることは、生きている4匹の為に毎日生きることでしょう。

たくさん勉強して、嫌なことにも向き合って。面倒なことも面倒だからで片づけないのよ。

 

頑張ってね、お姉ちゃん、みんなハートのバルーン

 

 

そんな風に言われた気がしました(笑)

まだまだ情けないな私は。

 

母も、つぶの命日の次の日だったから、つぶが教えに来てくれたんだね。とずっと話していましたニコニコ

 

 

絶望視することはない。今、生きている自分たちと生きている犬たちと。

まだ生きているのだから、諦めず明るく生きなきゃと思います。

 

 

しじみと摩周丸、真珠の経過は今後も残していこうと思います。

 

他に闘病している子たちや、オーナーさんもいると思うので

 

しじみの重度パテラ、摩周丸の僧帽弁閉鎖不全症、真珠の涙焼けやアレルギーについては

 

犬では珍しいことではないので参考になればとも思います。

 



犬は諦めないし絶望視もしない。

問題は、諦めたり逃げたりする

私たち人間側だ。

 

改めて思います真顔