今から1年前



令和3年 2月18日午前10時20分

 

つぶ、3月10日の15歳の誕生日を目前に

肺水腫で急死。14歳11か月の犬生。

 

前日は呼吸苦が少しあるくらいで、犬生最期となった夕食も完食しており

もしかしたら助かるかもしれない

 

と、私たち家族も獣医さんも信じておりましたが

 

思いは届かず、天の父なる神様の元へと

 

地上での役目を終え、つぶは天に召されました。

 

亡くなる直前まで、死ぬことがわからないほど

 

本当に元気で

 

介護もさせてくれませんでした。

 



 

今日は召天から1年となる、

2月18日。

 

つぶの死、シンの死、新しい命との出会いと

 

人生で全く考えたことのなかった、死についてのこと

 

 

死は、悲劇的なこと。

死は、恐怖である。

死は、永遠の別れである。

 

 

最初はそう責めてきましたが、時間が経つにつれて次第に

姿はなくとも、力が湧いてきて以前よりずっと人生を大切に生きようと思うようになり

つぶの夢によって、我が家にやってきた新しい命である、こつぶと真珠との出会いもあり

 

本当に、死は単なる悲劇で恐怖、永遠の別れ。

失意しかないものだろうか?と思うようになりました。

 

その中で、昨年10月に教会へ通うようになり全く違う考えを知ることとなりました。

 

 

死は、天へと旅立つこと。

父なる神様の元へ帰り、永遠の穏やかな世界への旅立ち。

この世界は、神様から離れた世界で痛みや苦痛、理不尽な苦しみがありますが

そんな世界から解放され、神様がいる素晴らしい世界へ行けるということ。

 

キリスト教において、最大の喜びの日であるのです。

 

 

「つぶちゃんの思い出をご家族で話されながら、穏やかに明るくご家族で過ごされてくださいね。

 

神様がつぶちゃんを、ちやみさんに与えられて人生を素晴らしいものに導いてくださいましたから

 

父なる神様へ感謝の祈りを捧げて、召天の日を過ごされてくださいね。

 

神様も、つぶちゃんもそれを望まれていますよ」

 

牧師先生の奥様から直前に優しいお言葉をいただき、

 

 

今日は、ささやかながらお祝いをしました。

つぶが天国に迎えられた日としてショボーン

 

そして、つぶが亡くなる前まで

 

空虚で、怠惰で、一日中死んだような目で

 

そんな風に人生を過ごしていた私が

 

つぶによって、世界を一変させられた人生最大の日でもあるのです。

 

 

 

前日、あんなに大雪でお墓へは行けないだろう、と母と話していましたが

 



今日はこの快晴。気温も高く、雪が溶けるほどでした。

 

つぶが旅立ったあの日も、大雪でしたが

命を終えたつぶを寝かせたクッションの上に

柔らかな金色の光が差し、太陽が顔をのぞかせ快晴となったのです。

 

 

「晴れるに決まってるよ!今日はつぶの日だもの!」

 

 


(しじみが嬉しそうな足取り。つぶがいたのだろうかにっこり)


母が、今日は本当にうれしそうで

快晴の元でシンとつぶが納骨された、合同慰霊碑に行き



私と母の目には、昨年の今頃は涙しかなく絶望しかなく

私たち家族には失意と悲しみだけがありましたが

 

今日、私も母も姉も父も

みんな、笑って一日を終えました。


(母を見守るような青空)


つぶがもたらした多くのことは、悲しみだけではなかったのだと

 

1年という月日が、私たち家族の心を変えていました。

 

 

夜は、ささやかながらお祝いの食事を私が作りましたナイフとフォーク

 




チキンのローズマリーの香草焼き

和風ドリア

サツマイモのポトフ

苺の豆乳レアチーズケーキもぐもぐ

 

チキンの手羽元肉はつぶの大好物、和風ドリアはチーズ、ポトフのさつまいもと

それぞれつぶの大好物をメニューに取り入れましたステーキ

レアチーズケーキは、つぶのイメージカラーのピンクにしたかったので

苺を使いましたいちご

 

ローズマリーは「追憶」「思い出」「記憶」「あなたは私を蘇らせる」「変わらぬ愛」

 

家族が思う、つぶへの気持ちを込めて使うことにしました。


(こつぶと先代の共演ニコニコ)

 

犬たちも、チキンとサツマイモのポトフを夕食にニコニコ

 



 

楽しかったこと、

 

遠出をしたこと、

 

シンとの夫婦関係のこと、

 



 

子犬の頃、こつぶに劣らずお転婆娘だったこと、

 



私と一番仲良しで、私がつぶから関心を失った期間ですらも

 

つぶは私をずっと追いかけ、散歩中はついてきてくれていたこと。

 

最期の日のこと。

 



 

 

 

その全て、どれかが欠けていたら

 

この今の時間もないということ。

 

 

今日、毎日続けていたケアマネージャーの問題集(300pくらいありますが)を

 

全て終えました。まだまだ繰り返しやっていきますが、途中で投げ出してきてばかりだった私にとっては

 

大きな成長となりました。ほんの1歩の前進、本番の試験は秋なのでまだまだ始まったばかり。

 

 

 

 

仕事で向上心も捨てていた私に、「一生懸命生きよう」と思わせてくれたのは

 

シンとつぶでした。

 

 

至上の愛とともに。

 

 

 



つぶ、天国で会おうねにっこり

 

あなたが、胸を張って

「ちやみちゃんは、私の自慢の飼い主で、自慢の家族なんですよ」

 

と天国で神様に、他の犬たちに、色々な人たちに

 

お話できるような

 

そんな人間になれるように、頑張るからニコニコ

 

 

十字架聖書より十字架

 

「私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いたちも、支配者たちも、今あるものも、後に来るものも、

力あるものも、高いところにあるものも、深いところにあるものも、そのほかのどんな被造物も、

 

私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」

 

(新約聖書 ローマ人への手紙 8章38、39節)

 

 

 

 

たとえ、いかなる困難があり死んでしまうことがあろうと

誰かが私を傷つけようとも、

 

真っすぐに純粋に、神様に祈り清く生きていれば

神様の愛と恵みによって道は開かれ

その愛と恵みは誰にも奪うことはできない。

 

神様により与えられた、つぶ。

彼女から与えられた、多くの幸せとその死がもたらした大きな経験も、決意も、強さも

これはけして誰にも奪えず、引き離すことができない私の心の拠り所であり続ける。

 

落ち込むこともあったけれど、前よりずっと元気でいる。

 

心の底で、シンとつぶを私に与えられた神様の護りと

シンとつぶが懸命に生きた姿がある。

 

だから、自然と前を向いている。

 

 

 

虹