明日（23日）はお待ちかね
「とれたてマイビデオ2009（年間スペシャル）」
がNHK総合で14時から放映されますが、
その２時間後に競艇の年間最高賞金レース
「賞金王決定戦」（住之江１２R)が行われます。
では注目の艇番は・・・
１坪井康晴２瓜生正義３松井繁
４田村隆信５吉川元浩６池田浩二
去年、当ブログで決定戦を予想したので一応今年も
予想しておきます。４＝１、４ー５、４－２、で。
松井はセンターからスタート行かないですねおそらく。
私には田村隆信の捲くりが見える・・・・坪井選手は
ポールポジションですが賞金王１号艇は荷が重いん
じゃないかと。
・・・興味がない方は今日はごめんなさい。
今日は男子アナ特集ということで競艇・オートレース
のファンなら誰もが知る実況アナウンサーを２名紹介。
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061 市岡学（住之江競艇）
９０年代後半より住之江競艇場のレース実況を
担当している名物アナ。名物といっても色物ではなく
そのアナウンスは「本格派」の名に相応しい。
若干ハスキーがかった魅力ある声質、きびきびとした滑舌。
冷静かつ的確な情景描写。何をとっても超一級。
個人的には日本一のスポーツ実況アナといっても
過言ではないと思っている。
アナウンスが、NHK佐藤龍文に
似ていると以前から書いてきたが
ちゃんと聴き比べてみると声質が違う。
リズムと語尾の〆方は似ているのだが
佐藤はNHKらしくソフトなリリコタイプの声質なのに
対し、市岡の声はハスキーかつ音域が佐藤より低い。
市岡の売りは目の前で住之江史上最高額の配当を
記録している（しそうな）レースを実況していても
ゴール数秒前にサラリと触れるだけで、ほとんど声の
トーンを変えない冷静さ。
ギャンブルは「勝ち客」もいれば「負け客」もいるので
実況アナは普通のスポーツ以上に公正中立なスタンス
が求められるが、彼の冷静さはまさにギャンブル実況に
適していて、日本中のファンに支持されている。
（これに対し平和島の派手な実況で知られる松永良一アナ
については評価が分かれる）
落ち着きつつも非常に早口であり、先頭３艇
のみならず後方の順位変動についてもバランスよく
正確に伝えるので、目を瞑っていてもレースの
情景が浮かんでくる。装飾語はほとんど使用せず
派手さはないが、神掛かりともいえる正確無比な
アナウンスは「至芸」といってもいいと思う。
声だけだとダンディな紳士を想像する人が多いが
見た目は強面のヤクザみたいな風貌なので
そのギャップに驚く。子供のころからシャベリが好きで
アナウンス学校を卒業したが、就職先がなかなか
見つからず、しばらくして声をかけられたのが
住之江競艇場。研修を半年積んでからデビュー
したそうだ。
ところで明日の決定戦も市岡が担当するはずだが
地上波の中継は高石順成というテレビ用のアナが
担当することになっていて（残念）、市岡の実況を
聴くには専門チャンネルを見るもしくは本場・場外
に行くしかない。
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062 宮本隆与（飯塚オートレース）
オートレースの最高レースは31日の
「スーパースター王座決定戦」。今年は
船橋の片平巧が久々にトライアルに出られるという
ことで私としても胸が躍る。
ところでオートは全国６場だが、九州唯一の
本場といえば飯塚オート。その飯塚オートの
レース実況を担当しているのが今から
紹介する宮本隆与（”たかおき”と読む）である。
田中真紀子のようなダミ声でまくし立てる
独特のスタイルで知られオートファンの間では
賛否両論、好みが分かれている。
「この組み合わせは売れてませ～ん」
「八番来た！ベテラン来た！よっ千両役者」
きわめつけは、スタート時の
「ハリ、３秒前、２秒前、各車一斉にスタート！ギャオ！」
（ギャオというのは”GO”ではなく”gear on（ギアオン）”
の彼独特の発音である）
このように言い回しの独自性が持ち味。
先に紹介した競艇の市岡とは真逆のかなりトリッキーな
アナウンスに一部熱狂的なファンの支持を得ている。
（なんと宮本の着ボイスもダウンロードできるらしい）
はじめて聴いたときは非常に違和感があったが
慣れてくると彼の実況は病みつきになる。
２年前ぐらいに、はるばる飯塚オートを訪ねて
彼の実況に生で触れたときは感涙してしまった。
ホルモン定食、筑豊の山々、そして宮本隆与
飯塚にはなくてはならない宝である。
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youtubeより「飯塚オート開設47周年記念レース優勝戦」
宮本隆与アナの実況をお聴きください。