無類のｔｖｋ好きの私だが、故郷である千葉を愛する者
として、地元局チバテレビが王者ｔｖｋに色んな面で力の差を
見せ付けられていることに関しては内心、面白くない気持ち
も（わずかながら）ある。
そんなチバテレビも４月からアナウンス室を新設。
二人の屈強な新人女子アナを迎えた。
谷岡恵里子と、中野涼子。当初、私はチバテレが専属アナを
採用すると聞いてそれほど期待はしていなかったのだが
予想に反して素晴らしいメンバーが揃ったので非常に満足
している。この両名に関しては後日、必ず特集しようと思う。
しかしそれよりも、アナヲタ魂を燃え上がらせる凄いヤツが
この度、夜の新番組”ニュースChiba２１”MCに就任した。（＊）
名前は宮地麻理子（３１歳・フリーアナ）。
神田愛花ばりの高音部のリリコボイスと、ハスキーがかった
低音部のコンビで、素朴かつ地に脚のついた千葉のイメージ
にぴったりなアナウンスで魅了する逸材だ。
まず経歴が輝かしい・・というか私個人的には非常に興味深い。
元々九州の人で高校が名門・鶴丸（鹿児島）、大学がお茶大。
卒業後しばらくは他の仕事をしていたようだが02年に
NHK北九州放送局の契約アナに。その後、04年にｔｖｋの制作部に
勤務、06年から３年ほど熊本朝日放送のアナを務め、この09年春
から千葉テレと番組契約。
「NHKとｔｖｋ、地方民放局を全て知るアナ」という、その履歴だけで
私は身を乗り出して注目してしまう。今日はじめて私のブログを
見た方なら「そんなもんどうでもいいだろ」と思われるでしょうが
NHKとｔｖｋ、九州のアナばかり取り上げてる私のブログ的には
この経歴は超のつく”エリート”である。
02年頃に北九州放送局に誰が居たかなと考えると後藤理（一回目）
原田徹、重松亜紀あたりは居たのではないか。04年のｔｖｋは
現役バリバリの三﨑幸恵、佐藤亜樹、尾辻舞といったオールスターが
既に顔を揃えている時期。（仲山さんは産休）。
これだけで全てを判断していいわけではないが両局のエッセンスを
”知っている”だけでも千葉に良い風を吹き込んでくれることは
大いに期待できるところだ。
個人ブログを読むと負けん気が強そうで書いてることもしっかり
している。先に述べた新人二名よりも、声の幹がかなりしっかり
していて、フリートークでは割と慣用句、諺などを使って
言い回しにこだわろうとする傾向がある（ように思える）。
神田ばりの高音リリコを持っているので美声アナのカテゴリーに
入れることは十分可能。
３年前の山口亜紀（Cマスターのキャスター）の高音スピントとは
好対照だが、見た目や仕草とは裏腹に本来は乙女チックな山口とは
違い、男らしさすら感じさせる気丈そうな宮地はMCとしては
合格点以上だ。
ただ心配なのは
「何年か経ったら、またどこかの土地へ行ってしまうんじゃないか」
ということ。色んなところで勤務している彼女だけに、もし千葉が
物足りないと感じたとき他へさっさと移籍する可能性は考えられる。
私としては千葉ほど肩に力を抜ける心地の良い土地柄はないと思って
いるが、宮地のような九州から来た人には「千葉はやる気がない」
と思われてしまう所はあるかもしれない。チバテレビ関係者は全力を
あげて宮地に千葉の魅力を教えてあげてほしい。
（＊）ニュースChiba２１では宮地がMC、新人アナが交代で
サブを務める。
youtubeより。今日の名曲は、苗字が同じ宮地オサムにしようかと
思いましたが、フルネームの語感が似ている宮城まり子にします。
昭和３１年のヒット曲「ガード下の靴磨き」
戦災孤児を歌った悲しい唄です。
三河島とか有楽町、飯田橋などのガード下を歩いて
いると戦後まもない貧しかった時代の光景が想像できたり
しますよね。