いよいよ１１月。朝の気温もぐっと下がり寒い季節になってきた
ところで昔を懐かしむ特集をこれから少しずつ盛り上げて行こう
と思う。今日は９０年代前半、バブル崩壊間もない時期に日テレが
大々的に売り出した元祖アイドルアナウンサーユニット
「DORA」の３名。永井美奈子、米森麻美、薮本雅子の3名を
特集する。まだ「アナヲタ」どころか「ヲタ」という言葉自体が
定着してない時期にCDまで発売して、女子アナをアイドル化させた
ことは先鋭的であり冒険だったともいえよう。当時は私も高校生で
「派手なネーチャン」程度にしか彼女たちを見ていなかったが、
現在のアナヲタ視点から改めて彼女たちを回顧していきたい。
（ソース不明確で記憶を頼りにする部分も多いので微細な間違いは
お許しください）
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永井美奈子（画像左）
私がはじめて永井を見たのは平成に入るか入らないかの時期。
ウルトラクイズのスタジオリポート（？）みたいな仕事を担当していて
「新人アナの永井です」と白のミニスカート姿で自己紹介したのを
少しだけ覚えている。小柄で童顔、目鼻立ちがはっきりしていてアイドル顔
の典型。声質はわりと良かったと思うが、現在の中野美奈子や小林麻耶の
ようなアイドルアナと比べて永井は如才ないというか、男性共演者との
やりとりも軽妙で余裕が感じられるところが多かった印象がある。
永井世代の当時若かった女性のなかには男を「アッシー君」だの
「メッシー君」だのと手の平で転がしていた連中が多かったといわれる
が、当時は女性が強かった時代。しかし転がされる男性も思いっきり
バカ丸出しだったんだろうなとは思う。今の若い男は車には乗らない人も
けっこう多いし、飯もおごるどころか自分で作って自分で食べるような
奴も多くそういう意味では派手めで色気勝負の都会の女性には今は
イイ時代ではないのかも。永井の話から反れてしまったが２ｃｈの
アナウンサー板をたちあげた管理人の西村は永井ファンだという。
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米森麻美（画像中）
残念ながら故人である。亡くなった原因は産褥病とされているが本当のところ
は分かってないところもある。「DORA」の３人のなかで、もっとも上品で理知的
なキャラ。やや低めの音域から個性的な滑舌で勝負するいいアナウンサー
だった。今でいうとNHK江崎史恵のアナウンススタイルに少し似ている。
アイドルじみたことはあまり得意ではなさそうで、歌唱力もイマイチの感が
あったがコンサバティブな雰囲気はNHKやテレ東最強軍にも通じる好感度
の高いもの。私が最後に米森さんを見たのは、確か自民党の政権放送の
進行役だった気がする。
法律の世界で鈴木竹雄という商法の大物学者がいるが、その親戚で
ある「味の素」の創業者一家の御曹司と結婚するという、絵に描いたような
勝ち組人生を突き進んでいたように見えたが、まさか亡くなられるとは・・・
人生というものは分からない。
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薮本雅子（画像右）
DORAのなかでは見た目は地味だが、発言や行動はアクティブなことでで知ら
れる。日テレには３人のなかで一番最後まで残っていて、98年ごろから報道畑
に異動し記者としても活躍。
夜のニュースにはちょくちょく出演していて、００年を過ぎてもテレビで活躍
していた。声質はあんまり覚えてないのだが、日テレリリコもどきのような感じ
だったと思う。印象薄い。しかしながら３人のなかではもっとも理路整然と
モノを言うタイプで、息の長い活躍を見せた。
０１年に日テレを退社してからは姿を見なかったのだが、一昨年あたりに
日テレの若手男子アナの盗撮事件に関してブログでコメントした内容が物議を
醸しコメント欄が炎上。たしか「男はパンツが見たいのだからしょうがない」的な
ことをちらっと言って、それが読者には「擁護」と解釈され批判が殺到したという
流れだったと思う。まあ・・なんてことないというか、薮本さんが何言ったからと
いって、社会的影響力もないし、抗議しようという気持ちは私は全く湧いて
こなかった。ただ、一般論としてその男子アナの事件に関して男が学ぶべき教訓
は、「性欲をコントロールできない者は人生棒に振るということ」である。
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亡くなったから美化するわけじゃないけれど、米森さんが３人のなかでは私の
なかでは一番だった。上品な物腰に確かなアナウンス。惜しい人をアナウンス界
は亡くしたと思う。改めてご冥福をお祈りいたします。
youtubeより。DORAの動画はなかったので代わりにDORAが活躍していた
時期のヒットソングを。名曲「夏の日」（森高千里）。
※一瞬だけ有賀さつきが映ります！