美神 大江麻理子
テレ東・最強軍団のみならず民放キー局では他の追随を許さない
最高レベルのアナウンスメントと美貌で知られるアナウンス界の
ビッグネームの一人。テレ東の先輩（ＯＧ）八塩圭子いわく
「（大江を不採用にした）他局はその不明を恥じるべき」と。
声質は教科書のようなリリコ・スピント。特に中高音域の充実感は
群を抜いており、心地よい眩暈を覚えるほど美しい。
さらにその美声をベースに、聴く者が爽快感すら覚える
リズミカルな歯切れ、滑舌の良さを備えており、原稿読み、
ナレーションその他、至高のアナウンスメントを展開する。
そのアナウンスの完成度は、まさに完璧という表現が相応しい。
（同局のエース森本智子とは好対照で、森本はチーズのようなコク
のあるアナウンスで声質は低音勝負のリリコ、大江は高音域がどちら
かというと強くスピント声を持つ）
また、ルックスも他を圧倒していて、アナウンス界では
５本の指に入る美貌の持ち主。体型は無駄な肉がついていない
スレンダータイプではあるが、貧相さは感じさせず、骨格がしっ
かりしているので安定感がある。私は下膨れの童顔が好きなので
特に大江が好みというわけではないが、彼女の美貌については
客観的に認めざるをえない。
優れたアナウンスメントと美貌から「美神」「ミス・パーフェクト」といった
ニックネームをつけられている大江がアナウンサーとして完璧な条件
を備えながらも、やや局内では看板級の仕事よりも脇役的な仕事が
多い訳は彼女の独自性・キャラクターが原因であると思われる。
大江は完璧な美貌を持ちながらも、特技がけん玉、趣味がオペラ鑑賞
中国に詳しい、などマニアックかつファンタジックな気質を持つ女性
である。彼女のどことなく浮世離れした性格に起因するのか、
バラエティ番組の司会をやっててもスタジオの空気に着いて行けてない
ことも多々あるし、報道関係の仕事も原稿読み以外のところで、番組の意図
しているところとはややズレた突拍子もないコメントをする場面も見受けられ
、ここは倉野麻里や塩田真弓らとは違うところだ。
（森本智子は大江と似たようなところはある）。
しかし、私からすると、むしろそれは大江の「長所」である。
彼女の個性的でファンタジックな性格は、テレ東＝日本経済新聞系の
ベースに流れるリアリスティックで経済優先主義・唯物的もとれる思想
とは相容れない部分があるのは仕方がない。
何と言っても大江は、アナウンス・アーティストであるのだから、ごちゃごちゃ
とした下らない現実社会に飲まれてはいけない。
ちなみに、私がアナウンサーを能力点で独自に採点した結果、
大江麻理子がダントツのトップであった。（２位はＮＨＫの女王守本奈実）。