昨年、父が他界し和喪服に初めて袖を通した。

昨年末には、洋喪服を着る機会があった。

(幸いな事に、この冬用の喪服も結婚してから着る必要が一度もなかったものだ)


それを身にまとった瞬間17歳の娘が 『ママ、なんか変やで…』

そして服に全く興味のない20歳の息子までが 『なんか古くないはてなマーク』と一言。

私自身も正直 心の中では感じていた。


これを親に買ってもらった20数年前、世の中はバブルでなんといっても

肩パット 逆三角形が主流だった。

店員さんは喪服は長く着られるよう生地や仕立ての良いオーソドックスなものをと

勧めてくれて、あえて肩パットのあまり目立たないものを購入したつもりだったが…喪服といえども20年の歳月には勝てないのかしょぼん

それとも20年前のものを着ようとしている自分が間違いなのかしょぼん


いずれにせよ もしかして一度も袖を通さずに買い替えはてなマーク

袖を通す機会がなかったことは、ありがたい事だが主婦の私にとっては

もったいないという言葉が頭をよぎる。


そのこと思うと着物は偉い。型はずっと変わらないから。

着物は子供、孫の代までずっと着れて値打ちがあるよ… とよく耳にする。

わかっているつもりではいたが、それを実感した瞬間だった。