メンタルが原因で問題が起きている場合、対応や考え方が難しくなることがあります。

 

そんな時は体の病気に置き換えてみると考えやすいです。

 

ご自身が、ご家族が、うつ傾向にある。うつとまでは行かなくても、

お仕事に行けなくなっていたり、学校に行けなくなっていたりする場合、

そんな時は「風邪対応」のイメージで。

 

風邪の場合、「無理をして動く」というのがあまりいい結果にならないというのは想像しやすいと思います。

軽い症状の場合、無理をして動いて、そのまま自然に治っていく場合もあります。でもどうしても体が動かないような場合、そこで無理をすると、治るのにさらに時間がかかったりします。

それなりに治ってきて、熱も下がった、食欲も湧いてきた、となって初めて元の生活に戻ることを検討しますよね。無理して動いて、余計休まなくては行けなくなるというのも良くあることです。

 

心の症状の場合、風邪と違い、原因が複雑で、特効薬も難しく、再発もしやすいです。

そこのところも注意が必要です。また、戻る先の環境が、「風邪菌」が蔓延しているような状況、→本人にとって、病気になった理由の環境が変わっていない場合、すぐに戻ることはちょっと考えないといけません。

 

 

変わって、例えば、親との関係が原因で、ちょっとバランスを崩しやすい精神状態になっている場合。アダルトチルドレン、という言葉は最近広まってきました。

そんな場合は「アレルギー対応」です。

ここで言えば、「親」に対して、アレルギー反応が出て、アレルギー体質になってしまった。

その場合、「アレルゲン」を遠ざける方法、と、「アレルゲンに対して免疫を付けていく」方法があります。

症状がひどい場合、「少しずつ慣らして免疫をつけていく」方法は避けた方が良いです。

アレルギーなんだから、しょうがない。徹底的に、接しないようにする。それが正解です。

 

電車や特定のものが難しくなるパニック障害や、不登校にとっての学校なども、当てはまると思います。症状の発症を、注意深く見ながら、まずは0.1mgから、みたいなイメージです。

 

心の問題が、語りにくく、情報が集積しにくい分だけ、まだまだ誤解も多いし対応も難しくなる傾向があると、感じた今日この頃です。