退院後の復職 ~税金の無駄遣い編~ | 結核闘病記

結核闘病記

治療と家族感染の不安な日々の話

この病気,長期入院が強いられ,かつ病名からして偏見の目にさらされ,会社をクビになり退院後仕事に就けない人も多い.

その場合,病院も,排菌がなくなったらさっさと追い出すことはしないで,多少猶予持ってくれたり,自治体と連絡して,社会福祉の人に連絡とってくれる優しい面もある.

しかし,見てるとその恩恵にあずかる人はえてしてその必要性が無いような,甘えた人が多い...



病棟に,すでに排菌も止まり,6ヶ月の服薬治療を終えた患者がいる.
そのおっさんは,4か月過ぎたあたりで陰性化して,そろそろ退院という話になったが....

本人は結核になると賃貸契約を解消.トラックの運ちゃんで,契約社員でトラックを所有していた.結核になると全部タダで,

「上げ膳,据え膳,,こげな良いところ,退院したくないたい!ずっとおりたいけん,治らんでよかよ!!」


と,
毎日食っちゃ寝食っちゃ寝の堕落生活.
まぁ堕落生活はみんな一緒だからいいんだけど,糖尿病なのに

「糖尿食は食えん!草と葉っぱばっかで,バッタじゃなかとよ!!」

と,
文句言って,普通食を食べ,まんじゅう食べたり,病院抜け出して天ぷら食べたり...
結局から揚げ食べたら血糖値が振り切って,主治医が怒って糖尿食になった.
まぁ,すでに文句言いあうお友達がみんな退院したので静かになりましたが...

その人,仲いい友達が退院決まると自分も寂しくなって退院準備.

まだ40代で体はピンピンしているんだけど,なんせもう働きたくないらしい.
同じ入院仲間に,地方自治体に全部斡旋してもらう方法を教えてもらって,
・住宅(家賃数万円の賃貸契約費用全部)
・家財道具一式(テレビ,冷蔵庫,洗濯機,食卓から全部)
・生活費(月10万)
を半年間無償で提供してもらうことになった.

けど,
それもスムーズに行ったわけではない.




先月,自治体の保健所が,病院にまで来て,
「なんでまだ入院しているの?陰性でしょ?さっさと退院して」
と退院勧告.病院側も退院勧告.
本人は出ても家がないし,お金がないので出たがらない.
そこで自治体で福祉補助を受けられることが判明.

しかしこのおっちゃん,親族に縁を切られ身寄りがないため福祉の手続きに時間がかかり,いっこうに福祉の手続きが進まない.(同部屋のおっちゃんに身元引受人になってくれとか,みんな迷惑)

で,その問題が解決すると,こんどは住宅の賃貸契約で,自分が結核だということをペラペラしゃべったらしい.そしたら賃貸会社から契約を破棄されてしまい.ここでも退院が遅れる...
みんなで「自分から『結核や』なんて,あそこまでアホだとは思わなかった」と.
結局,後日,主治医に”結核完治診断書”を書いてもらい入居できることに.

そうこうしているうちに,のびのびになり,その自治体の四半期決算が重なったのか,家賃等の補助は10月にならないと出ないと言われ,9月中旬の退院が,10月の上旬に延びる.ここはさすがお役所仕事.不動産屋は「9月の分はタダにするからさっさと入居してくれ」と言っているのに,福祉課は「10月まで入院していましたという診断書が,書面上必要.だから入院しててくれ」と...なんのこっちゃ?

現在6人部屋を一人で借り切り状態.
排菌もおさまり,外出許可をもらってはパチンコをして,負けまくっては金が尽き..
今は毎日,飯食ってはTVを見て,居眠りして..





現在そのおっさんのために,その自治体の保健所は毎月40万位税金をつぎ込んでいる.
退院後は福祉課が月25万位税金をつぎ込む.
そのおっさんに税金が500万円はつぎ込まれる.
入院仲間にも
「君ねぇ,税金というものをいったいなんだと思っているの???」
と説教されているが,
ケラケラ笑ってごまかしている.

今朝も
「俺のこと”わがまま”って言ってる看護師がいる!」
と逆切れして看護師に怒っていた・・・

九州男児にもひどい人もいるもんだ...