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写真は神戸。
ポートタワー。


今日は甥の命日。
震災後、テレビはしばらく、避難所となった学校から中継をしていた。
甥の通った中学の避難所からの中継。
男の先生にインタビューがあり、
いま、たいへんなことは?と聞いていたようにおもう。
ひとりだけ、生徒が亡くなって悲しい、彼は声を殺してつぶやいた。
あの子のことだ。先生、片時も忘れないでいるんだ、きっと。そう感じた悲しい声から。
後日、義姉にこのはなしをすると、その先生はすごく、優しい頼りになる先生やと甥っ子から聞いていたと。


悲しいことは忘れたいとおもうかもしれない


でも、忘れずに覚えていてくれるひとがいる。


だから悲しいけど、わたしも忘れない。
誰かが、知っていてくれるあの子のこと。残された家族のこと。
義姉はいま、お寺の事務の仕事をしている。
なんでか、わかる、この仕事してるの?


わかるよ、あの子に近い、魂に近いような場所の気がする。


義姉と数年前に交わした言葉だ。


きょうは、阪神淡路大震災の日。
空に祈る、星が夜には見えますように。

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