『ドリアン・グレイの肖像』から間髪を入れずに、もう読了しました😄

みなさんご存知かは分かりませんが、今年3月に発売になった本で、買って読もうと思ったんですよ。

でもね、自分の書棚に入れておくよりも、多くの人に読んでもらうことに意味があると思いました。
川崎市立図書館に購入リクエストの申請をしたのは、何を隠そうこの私です😅
地元図書館の福島化を狙っております。(笑)

福島の郷土資料的な本は買ってもらえなさそうだけど、こういう本は買ってもらえるのかどうかという実験でもありました。

通常はどのくらいの期間が掛かるものか分かりませんが、貸出の準備が整うまで2ヶ月超掛かりましたよ。


福岡県出身の竹山さんがなぜ福島なんだ⁉︎と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
震災以後、たくさん福島へ訪れてくれていることを私は知っていますし、何度かTwitterでも拝見しています。

だから、変な話、何かの専門家が福島のことを語った小難しい本よりも、純粋に読んでみたいな〜と思っていました。

自分の分からないことを知ったかぶりしたり、偉そうに押しつけたりするのではなくて、何よりプライベートを福島で楽しんでいらっしゃる。
当たり前に帰省したり、旅行したりする私達と全く同じです。

冒頭で、「カンニング竹山と言うハゲ、デブ、メガネが代名詞で、こんな中年の日本代表のようなおっさんの本なんか誰が買うんだ!…」
自分で突っ込んじゃってるところが良いじゃないですか。(笑)


福島のことを悪く言われるようなことがあれば許せない!と思うことに始まり…
(やっぱり色々と炎上した過去もあるみたいです)
私の言いたいことの多くを代弁してくれている気がして、胸がスッとしました。

特に、終盤の西田敏行さんとの対談は良かったですし、あとがき を読んでいたら熱いものが込み上げてきました。


主に、福島とは直接の関係がない、首都圏の人に対して書かれた本だと思います。

私はたまたま縁あって、この本を読まなかったとしても、どっちみちこれからも福島を訪れますけど、
本当にまだ福島に行ったことがない人達がどう受け止めてくれるのか、福島を訪れてくれるかな〜?ってことが気になります。

西田さんが対談の中でおっしゃった、
「この本を手にとってくださったみなさんは必ず来られると思いますから」という言葉に期待したいですね😊

だって、この本を手に取ったというだけで、福島に興味があるってことですからね〜!


ちなみに、私の後にも予約者が控えています。
どなたが借りるのか気になってしまいますが、それより、読み終わったなら早く返さないと!😅


カンニング竹山『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』(ベストセラーズ、平成31年3月)