気になっていた本!

ようやく図書館の予約の順番が回ってきました。
早く読み終わることかできたので、すぐに次の方へと回せそうです😊


自分の仕事と深く関係する内容なのに、こういう本を読むこと自体が初めてで、
今までに読もうと思ったこともなかったです。

就活生の時に、業界研究をする人もいるけど、私はほとんどしませんでしたね💦
事務系の仕事なら、業種なんて何でもいいや〜くらいにしか思ってませんでしたから。
仮に、こういう本を読んでしまったら、今の会社に就職するのは怖くなったかもしれないですね😅


まず、「はじめに」を読み始めたところで、
ウン、ウンと首を縦に振り続けてしまうくらい、強く同意してしまうことが書いてありました。
宅配にも、一般貨物にも、それぞれ問題があると十二分にわかります。

私も以前はネット通販をよく利用していました。
消費者としての視点だと、即日発送とか送料無料っていうのに惹かれますよね〜☺️

でも、荷主が運送費を不当なほど安くしているかもしれないと思ったら、
なるべく通販を利用するのを控えてしまいました。

もちろん、仕事がなくなるってことも逆に危惧しないといけないですけど、
自分達も安く使われている側で、運賃値上げの交渉をしていますし、
そもそもタダで物が動くわけがないのは分かっています。

たまにいるんですよー。
顧客都合で当日キャンセルになったのに、キャンセル料は発生するんですか?って聞いてくる人が。
当たり前です‼️と大声で言いたいですが、世の中の人の認識なんて、そんなものなんでしょうかね😞
前の日から準備して、早朝にはもう動き出しているというのに…。


お金のことで言えば、もっと上げてもらわないといけないと思うし、
時間外労働は減っていかなければいけないんだと思いますが、
人手不足だから、一人一人の労働時間は長くなる一方のような気がしています。

個人や一企業、国があれこれと手を尽くしても、そう簡単には好転しそうもない現状ですけど、
この危機的状況は良くも悪くも変化せずにはいられないでしょう。

つい先日、目にした記事ですが、地方から大きな問題が出始めているようです。
生活必需品ではないものから二の次になるのか。
本や雑誌って意外と重いから、1台のトラックに積める量が少ないせいなのか…?


宅配も通販も利用しないから、自分には何にも関係ない!って思っている人がいるかもしれません。

だけど、あなたが今日食べたお米も、肉も、魚も、野菜も…
お店で売っている何もかもがトラックの輸送によって、そこまで届いているに違いありません。

物流と無縁の人は限りなくゼロってことを大勢の人に分かってもらいたいですし、
決してなくすことのできない、なくなることのない仕事だと私は思っています。


首藤若菜『物流危機は終わらない』(岩波書店、平成30年12月)