俺は旅で出会った人の顔すら覚えていない。
 
 別に必要なわけじゃなかったからだと思う。
 
女と寝たこともあったし、しばらく一緒に住んでいたこともある。

でも、俺はその女の名前すら覚えていない・・・・・

 無責任だと思うだろ?でも、ダメなんだ。
昔から、好きになっても、長続きしない。
 そのせいで女泣かせの優一(ゆういち)と呼ばれていた
 
・・・・・でも、そんなのどーでもいい。俺は本気で女を好きになったことはないし、これからも好きにはならないだろう
 
 テレビのドラマで、「君のためになら何でもできる!!」そんなことを言ってるやつの気が知れないバカだと思う。
 何で他人のために死ななきゃならないんだ?
 ばかげている。死にたいなら、勝手に死ね。
俺は小さく舌打ちをし、次の町に向かうため、バスに乗った・・・・・
・・・・・・・
・・・・
・・・暑い・・・とても暑い・・・夏の日だった・・・・・  
 
 
二次小説第一弾SUMMER~夏の天使~
 書きました。よかったら、コメントください