精神科から外診に行き精密検査の必要を指摘され


両親は外診先が提示した病院とは別の整形外科が有名な病院を探し


そこへ半ば強引に入院させてもらった。



というのも精神科から救急車に乗り


整形外科が有名な病院へ搬送され検査を受けたのだが


特に異常ないとの検査結果だったらしいのだ。


が、足の動かないわたしの面倒を両親はみれないので


このまま入院せずに帰されても困るということだったらしい。



両親はどうにかして何とか治療をと望み、


わたしは転院先で入院という運びとなった。



そこの整形外科でできる事といえば


腫れた足を上げて寝ること。点滴を打つこと。


当面はそれしかないと言われた。



一週間くらいはベットの上で安静にしていたが


その後わたしの車椅子生活がはじまった。



足のリハビリも始まりだした。



毎日毎日動かない足との戦い。


リハビリ訓練室へ通い自分では動かせない足を


リハビリの先生が動かして筋肉や関節が固まったりしないように


ストレッチをされる。


(これを運動療法と言います)



が、わたしの場合それは苦痛だった。



触ると痛い。。。



それでも休まずリハビリ室に通いストレッチ。


そして低周波治療もそれに加わりだした。


(これを電気療法と言います)


低周波治療器を持っている方はわかると思うが


低周波治療とは電気で筋肉の収縮をさせ筋肉を動かす方法だ。



普通の人が沢山の電気を流すと痛く感じるのは当たり前なのだが


わたしの場合は足が感覚麻痺を起こしていて


触っている感覚は鈍くなっていて痛みの感覚は鋭くなっていた。


よって普通の人では何ともない低周波治療が


痛みとの戦いとなったのだ。



痛みを味わうのに楽しんでリハビリに行く人はまずいない。。。



リハビリが苦痛になってきた。



動かない足。



いくら動かそうとしても一行に動く気配のない足への苛立ち。



入院生活をまじめには送れなかった。



整形外科で新しく知り合ったひとの病室を訪ねたり、


その人達と時には病棟の食堂にピザを頼んだり。。。



整形外科はとにかく焦りや不安と戦う人達が多い。


だからまじめに過ごすよりは不真面目に過ごす人が多いかもしれない。


病院に縁のない人が急に入院しやすい病棟でもあったから。



整形外科は内科的なことを気にしなくて良い患者さんが多いので


煙草を吸うのと食べるのが唯一の娯楽だったりした。



そして五ヶ月ほど過ぎたころまだ足が動かないわたしは


膝の裏の神経がこんがらがっていないか確かめる手術を勧められた。



答えはすぐには出なかった。


が、翌日のリハビリでちょっと膝小僧が動いたので


その話は無くなった。



しかし一難去ってほっとしていられたのは


数日しかなかった。 





これから先の膝が動いてからの話はまたしたい思います。




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