北区議会議員の吉岡けいたです。社会福祉士。

昨日は北区の福祉イベント「おちゃのこ祭祭り」
、本日は成年後見人の研修「ぱあとなあ東京・倫理」を受講。

福祉ニーズは多々あり、多くの課題あります。

社会保障費は毎年1兆円支出増が続き、持続可能面で不安。
行政事業と法制度だけではサポートできない課題が増えています。

障がいある方の駅ホーム転落、高齢者の詐欺被害、高い日本の自殺者割合、認知症疑いある方の車運転事故、社会経験の少ない若者や女性を狙った悪質な契約など。

これを全て行政、法律条例で解決することは不可能。公務員数は全体で減少傾向、公務の民営化、委託化、指定管理者制度が進んでいます。委託を受けた事業所は契約事業以外について地域課題の解決に積極的には取り組み困難です。

地域有志、地元の専門職、危機感を持つ住民で支え合う見守り組織を作る事が重要です。

見守り組織は、言うは易し、実行は簡単ではありません。見守り、支え合いを理念にしたサークル、NPOは多々あります。課題は行政からの補助金などに依存度が高い事。

行政依存しない見守り組織をどう創るか。

会員制、寄付金、企業からの協賛金、ボランティアの紹介と提携仕組み、地域の店と事業所、企業と信用金庫からの協力。

行政を中心に見守りシステムは世にありますが、
声かけと地域包括支援センターにつながる以外の、健康増進や困りごとに個別ケースにも関われる見守り仕組みはまだ未整備です。

ここには、成年後見申請、アパート契約保証人問題、入院入所先探しと手続き支援が課題。さらに、エンディングノート提供、遺産相続のサポートを希望する事業者は多いですが、実際にエンディングのための手続きや生活相談にまで関わる組織は聞きません。

完全な見守り事業は困難としても、悩みや相談ができる仕組みは北区に欲しい。民生委員、町会自治会だけでは充分な見守りができないとは、民生委員と町会の方自身から伺っている実情。

明日に見守り政策の事業計画を公表します。