北区議会議員吉岡けいたです。本日は第三回北区議会定例会の個人質問が行われました。


 今回は当方の質問はありません。よって本日は他政党他議員の皆様の質疑を1日議場でお聞きしました。


 今の時期だと、マイナンバー法案関係の質問が複数あります。社会保障番号制度であるこのマイナンバーですが、正直、日々新聞を読んでいても詳細についてはわからない事が多いです。


 平成30年から金融機関の預金口座に適用するマイナンバー法改正案は9月に衆議院本会議で可決されたようです。政府はマイナンバーの活用をさらに拡大したい意向はありますが、企業側のシステム改修準備は充分ではありません。さらに、国民レベルの法内容に関する理解度・周知度はまだまだ充分では無く、不安も大きいようです。


 確かに情報管理の面でリスクがあり、悪用された場合には国民の不利益が生じる事故が発生する事が想定できます。しかし、どんな制度でも完璧なものは無く、導入前からリスクや事故の可能性ばかり考えて何でも反対してしまえば、「社会保障制度の適正化」「「行政の効率化」「公平公正な社会基盤の整備」といったマイナンバー法の理念の実現はできません。


 今回、当方はマイナンバー制度に関する議会質問はしませんでしたが、今後「平成28年度北区予算編成に関する要望書」作成について、マイナンバー制度の活用による行政手続き簡素化を求めていくつもりです。


  制度を取り入れる中小企業のコスト負担は、一社当たり約109万円という試算が出ていますが、中長期で見たらマイナンバーを活用する事で経理手続の簡素化と人件費の削減は見込まれます。


 新しいシステムをいかに有効活用できるかを考える事も大きな行政課題であり、政治課題でもあります。