北区議会議員吉岡けいたです



 昨夜は政治勉強会として、元経済官僚であった古賀茂明氏の講演を受講しました。



 古賀氏は、フォーラム4という市民組織を立ち上げられ、「改革重視しながらも、戦争反」という方向性で活動をされています。



 講師は、「改革はするが戦争をしない」スタンスの政党が必要であると力説されていて、大きく同意する点もありました。



 実際、「改革をしない」というスタンスの政党は存在しませんが、その改革姿勢について市民がどう見るかで政治的評価が決まります。また、どの政党も「戦争をする」という姿勢を基本政策に上げるところはありません。実際、今の政権与党である安倍政権も「戦争をしないために法律制定が必要だ」という事を説明しています。しかし、国民からの十分な理解がされることが重要であると当方は認識します。



 一言でいえば、国民から見て「改革は行い、戦争に巻き込まれない政策を行う」政権が今、求められているという事。よって、国民への丁寧な質問を行い、同意を取り、手順を守って、必要な法律制定を進めていくことが当然です。



 「具体的な防衛のための対案をどのタイミングで出すか」、「日米安全保障関係をどのように守るか、あるいは改善を行うか」といった政策については、しっかりと党内で方向性を決めて、丁寧な説明責任が必要です。


 戦争に巻き込まれない具体的な政策としては、「話し合いによる外交」「史認識について意思疎通を深める努力」「核兵器削減に向けた国際的世論を高める解決案の提示」といった事が考えられます。その他、あらゆる努力はすべきです。



話し合いや平和について訴えるだけでは解決しないことがあることは認識しています。国が責任を持って国民の生命を守るために、今の防衛体制を強化することももちろん必要です。だからこそ、バランス感覚が求められ、平和外交を第一に行うことと同時に現実的な防衛の強化についても国民同意を得て進めるべきです。

 国の将来を決める重要な政策であり、今後もしっかりとこの分野の情報収集と講演受講を行ってまいります。