維新の党、北区議会議員吉岡けいたです。本日は、地域住民の健康と体力づくりのために、スポーツ活動の場を提供してスポーツ振興を図ることを目的とした総合型地域スポーツクラブについてお伝えします。


 総合型地域スポーツクラブとはある種目を同年代で行うクラブではなく、いろいろな年代の人が集まって、種目も複数から選択できるスポーツクラブを言います。基本的に、学校体育館や地域の体育館を拠点として、行政から一部業務を受託しているケースが多いです。しかし、行政からの助成金よりも、会員からの会費や指導料などを自主財源として経営を行います。文部科学省 がクラブ育成を推進した事もあり、現在では多くの市区町村で最低一つは設置されています。 


 東京23区で言えば、練馬、足立、世田谷区の推進が進んでいて、各5ケ所以上のクラブが設立されています。


 数年前の計画では区内に合計7か所の設置目標とされていましたが、現在、北区で設置されているのは赤羽地区にある「れっど☆しゃふる」のみとなっています。


 現在、区内他地区でのクラブ設立の計画があり、「北区教育ビジョン2015」によれば平成30年度に新クラブ設立、翌31年に1クラブ準備という計画目標が提示されています。


 本日、「れっどしゃっふる」担当者様への調査強力をお願いし、状況が一部判明しました。現在は、赤羽中学校が他の用途に転用されたことがあり、活動場所の確保が今までとは状況が違ってきているとのこと。また、地域のスポーツ団体、町会・自治会、体育協会などの組織との関係強化も今後の課題と感じました。


 総合型スポーツクラブは、自主的に活動し、自主財源で運営されるとはいえ、地域密着となるカギは「活動拠点となるスポーツ施設を持つこと」と文部科学省の育成マニュアルに記載があります。


 当方は6月議会で、総合型地域スポーツクラブが地域と協力して今以上に活動の幅を広げるには、「称を含めたクラブについての広報強化」が必要という視点で質問を行います。


 当方は、クラブ「れっど☆しゃっふる」の活動に注目し、さらに総合型地域スポーツクラブを取り巻く課題解決に向けた提言を行うため、地域を回り、情報を集めていきます。議会質問は、多く質問する中の一つのテーマにすぎず、その質疑だけでは問題解決はできません。こうした事に興味を持ち、政策課題として考え、地域の関係者と情報交換と意見交換を行い、行政に提言し、地域関係団体との連携を考えていくことが議員の仕事です。


 自分もスポーツをやりたいと感じますが、地域を歩き回ることもスポーツですね。活動量を増やしていきます(^-^)