東京都北区議会議員吉岡けいたです。1期目区議であり、所属政党は維新の党。地域の改革をめざし、「議員活動の見える化推進」を主要政策として実践しています。


 議員インターンシップ 


 この制度は議員になる前から知っていましたが、実際に自分が学生インターンシップの皆様とお会いする事で、初めてわかった現状がありました。


 本日、NPO法人主催の「2015年夏のインターンシップ 議員と学生の交流会」に参加させていただきました。


 多くの学生と交流させていただいてわかったのは、議員インターンシップに関心を持っている学生は、皆が皆、「政治家志望」という訳でも無く、選挙出馬を考えている訳でも無いという事です。


 もちろん、将来的に国政を目指すという頼もしい学生もいらっしゃいましたが、「社会勉強のため」「自身を成長させるため」「問題解決能力を向上させるため」といった理由で、興味を持っている学生が多いことを知りました。


 正直、自分が20歳前後の時に、こういう活動については全く考えなかった(そもそも、こういう制度が無かったですが・・)し、ボランティア活動や社会貢献といった活動もしなかった事を考えれば、今の若い世代は、社会参加に関して意識が低いわけでは無いと感じます。


 自分が20歳の時は、とにかくアルバイト、時間=金銭=就職に有利になる情報収集に関心がありました。それでも、アルバイト現場でたくさん失敗と成功体験を得て、それなにり成長はできた事はありますが・・・。もし、20数年前に議員インターンシップといった制度があったなら、私自身はもう少し早く政治家への挑戦ができたでしょう。


 タイトルに「成長戦略」とつけましたので、私が考える、「成長と将来的なビジョンを得られる議員インターンシップの形」を提示いたします。是非、ご関心を持たれた学生、政治家を目指す人いらっしゃいましたら手続をお願いします。歓迎します。


1.情報と知識は価値であり、財産。多くの情報と知識が議員活動の現場で得られます。

 → 「政策立案に関する情報収集方法

    「演説、支援者集め、地域との交流に関する現実的なやり方

    「行政機関への調査、交渉の方法、提言方法の効率的なノウハウ

 

  議員活動は趣味やボランティアとは違います。議員報酬と言う対価を得て、すぐに市民の声を受け止めて、政策に活かしていかなければなりません。学生の論文作成、学者の社会提言活動とは違い、活動内容がすぐに行政・マスコミに対して公表される事も多く、スピード感が感じられます。この現場で得られる情報と知識は、まさに社会の仕組みを構築する価値であり、他の活動では得られない質があります。


2.地域の現状が学べる

 →ゴミ拾いボランティア、お祭りイベント、福祉施設見学・・・といった活動でも地域とは関われます。しかし、議員活動で行う地域との関わりはもっと深く、現実的な関係づくりが問われます。一言で言えば、もっと緊張感があります。

 地域は地域の課題解決に向け、議員には具体的な要望を求めます。ボランティアや社会勉強の場と違い、現実的な地域利益を実現する代弁者とのしての業務を当然に求められます。


3. 広報活動が体感できる。

 →議員活動は政策実現に向けた社会運動を行う事でもあります。ポスティング、政策リポート配布、駅前演説、個人集会の実施、勉強会開催、地域回り・・・。


 アルバイトによる広告活動と違うのは、業務として一過的に広報物配布を決められた数を配布すれば良いという事ではなく、目的意識を持って、戦略的に広報活動を行う事を身をもって学べます。


 つまり、「政策チラシの渡し方」、「リーフレットのポスティング方法」「演説の伝え方」にも、細かく効果的な技術が必要であり、これを学ぶことで、「職業意識の向上」「責任感、自立心の体得」「人生設計の指針の充実」が格段に向上します。


 アルバイトと違い、議員インターンシップには報酬が発生しません。しかし、金と言う対価では無く、「経験」「自信」「内面性の強化」「対人コミュニケーション能力の向上」「社会の仕組みを実感し学べること」が得られます。


 1時間、2時間のお試しでは無く、100時間超えのインターンシップ活動を行う決意があれば、本当に世界観が変わるだけの成長が実感できるはずです。


 議員インターンシップ希望の学生に公務員志望」の方が多くいらっしゃることも本日わかりました。


 当方は公務員(区職員)経験者であり、公務員の世界についてだいたいの質問にはお答えできます。公務員を経て、いつか政治に挑戦したいという方にも、多くの経験をお伝えできます。


 最後に、「うちの事務所は厳しいよ」とおっしゃる議員の方もいらっしゃいますが、当方事務所は「厳しさ」というハードルは無いです。というより、事務所自体がスタッフがいない中で、手探りで地域活動を行っているため、「厳しさ」より、「一緒に活動を通して、議会活動の透明性を高めたい」という事に主眼を置いています。