日々、地域課題の解決に向け問題を考え、区民の皆様からのご意見を伺い、

実践をしている吉岡けいたです。

 

 本日テーマは、「北区民大学」について。生涯学習と言う言葉が80年代中ごろから90年代始め頃に大きく注目されました。それ以前にも生涯学習というスタイルはありましたが、行政が力を入れ始め、活動がさかんになったのは、昭和61年から平成にかけた頃と記憶しています。


 北区では「北区民大学」という生涯学習事業があり、生活や歴史など多くのテーマで開催されてきました。こうした北区民大学受講を修了した後に、グループで自主的に活動する会として「北区民大学修了生の会」という組織があります。40年の歴史がある会ですが、残念ながら今年9月に組織としての会が終了し、今後個別に各グループでの活動となります。


 当方は、今年の赤羽文化センター祭りでこうした会の活動を知り、交流を始めさせていただきました。今は情報について、ネットやスマホで瞬時に知る事が可能であり、時間と場所を決めて物を学びに行くというスタイルが少なくなっていく気がします。しかし、人の発表を聞き、作品を目にし、自身で言葉で伝えるという学習スタイルは人の知的好奇心を満たし、自身を成長させます。文章を読み、書き、その内容を言葉で説明し、質問を受け考える・・・・こうした事の繰り返しで地域問題の本質が見えてきます。


 地域活動とは行政や政治課題だけでなく、歴史、経済、文化を地域の中で学ぶことを重ねて行う事で見える事が多い。今後も、こうした文化事業と関わっていく事の重要性を実感できました。