2015年4月の統一地方選挙に向け、日々、地域課題の解決を考え、実践している吉岡けいたです。


 北区教育広報誌「くおん」を見て、北区教育委員会の「中学スクラム・サポート事業」について知りました。全校実施されている事業で、北区立中学校に配置した家庭学習アドバイザー(外部講師)が、学年・教科の教員と連携し、希望する生徒の「数学」と「英語」の学習支援を支援しています。平成23年度から導入開始、平成26年4月から12校で実施。家庭学習の慣習化と生徒のつまずきに合わせた課題解決をめざし、個別状況に合わせた学習状況カルテを作成しています。


 こうした取り組みは北区以外でも行われているとは思いますが、子供からのニーズに応えるため価値がある事業と感じます。学校授業と違い、マンツーマン指導が受けられ、これで学習に意欲と興味が高まるなら、本当に素晴らしい事です。


 この事業の効果が区内全体で認識され、多くの父母からの支持が得られ、教育水準が高まるなら、こうした特徴のある教育事業を広報していくことが必要と感じます。この事業も規模的にはまだ、これからの可能性を感じる初期の段階です。今後の課題として、学校教師との連携が必要です。あまりにスクラム・サポートに力を入れすぎると、学校教師の意欲が下がるのではないか?という懸念があります。熱心な教師は時間外に個人的に補習をしていました。しかし、一番大切なのは、学習を受けるべき子供の気持ちです。今までのやり方に固執する事より、子供が一番楽しく学べ、学習が進むスタイルを考え、その気持ちに沿ってやり方を決めていくべきです。


 当方の政策に、「区政・まちづくりに区民の声を取り入れる」がありますが、教育で言えば「学習システムに子供の要望・意見を反映させる」という事でもあります。