こんにちは。
KATOのC56160の発売が近づいてきましたね。今回はこれに因んで、S62年3月31日に汐留駅跡地で撮影したC56160の写真の中から6枚ほど選んで載せてみましたのでご覧下さい。
日本国有鉄道が最後となるこの日、汐留にC56がやってきて展示されました。私にとっては、S60年5月に水郡線で走ったSL奥久慈号以来、約2年ぶりのシゴロクとの再会です。生憎の曇り空ではありましたが、ビルが立ち並ぶ都会の風景に小さな蒸気機関車という光景が、何とも面白いなぁという印象でした。会場は大勢のファンの方々で賑わっていて、機関車の周りには写真のように柵が設けられており、その外側から皆さんが思い思いにその姿を写真に納めておられました。
やっぱり生きた蒸機はカッコいいなぁ…。煙が少し濃く?なったところで、非公式側からパシャッと1枚…。よく見ると、シリンダー付近は時折排出されるドレンや水蒸気で地面が濡れているのが確認できます。この画像では分かり難いと思いますが、キャブの区名札には「品」が差してあります。
公式側を前方から。ちょうどコンプレッサーの排気を上げているタイミングだったようですが、絵に入れなかったようです…、もったいないことをしました(今さらですが反省)。
ところで、この場所は現在はどうなっているんだろう…と、 自分が撮った写真の背景やグーグルマップなどから適当に推察してみました。後ろに見える日本道路のビルや2枚目の写真の右側に写っている特徴的な建物(中銀カプセルタワービル)などから鑑みて、おそらく現在の旧新橋停車場鉄道歴史展示室の付近(0哩標識の辺り)ではないか?と思うのですが、間違っていたらごめんなさい…。
公式側をテンダー後方から。赤いナンバープレートが映えますね(モノクロですけど…)。私が訪れた時間は失念しましたが、比較的空いている時間帯だったかも知れません。それでも正面側には、多くのファンの方々の姿が写っています。
そして…日付が変わる午前0時には、当時の橋本運輸大臣と杉浦国鉄総裁が、この機関車の汽笛を鳴らすというイベントが行われました。これをもって日本国有鉄道はその幕を降ろし、分割民営化されて新会社JRになった訳ですが…、私はこの時、この会場には居りませんで、たぶん自宅でzzz…だったと思います。
今回は以上です。
本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。