昔のアルバムから【38】 広島遠征編〔5〕可部線の73系(その2) | 趣味のNゲージと鉄道写真

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「趣味のNゲージ鉄道模型」という名称で続けてきましたが、鉄道写真の記事を載せる機会が増えたことからブログ名を変更しました。
内容は自分への備忘記録が中心で、旧型車両の話題に偏る傾向があります。拙い内容ですが、ご覧頂ければ幸いです。

こんにちは。

 

今回は可部線73系の続きということで、スナップ写真や走行写真を載せてみました。そして、TOMIXの73系可部線4両セットも無事に入線しましたので、その報告も一緒にさせて頂きたいと思います。

 

なお前回の可部線73系の記事はこちらからどうぞ。

 

 

 

まずは、実物の写真から…

クモハ73383他4連 横川にて

山陽本線ホームからのスナップ写真。先頭のクモハ73383はS46年に下十条から広島にやってきた車両です。写真では床下が黒く潰れていて分かりにくいですが、DT15(長穴)を履いています。アコモ改善工事(B工事)を受けている様で側面窓は1:2のアルミサッシ化されています。正面窓はHゴム化されておらず原形の面影を残していました。

 

 

 

上八木-中島間にて

太田川を渡る73系の4両編成。ここは可部線お約束の撮影ポイントですよね。広々とした河原が心地良かったような記憶があります。そしてこの場所、広島方面を向くと…

 

 

 

上八木-中島間にて

…この築堤となります。振り返ってパシャッみたいな、まさに一粒で二度美味しい的な撮影場所です。でも、ちょっとだけ走って移動したかも知れませんけど…(笑)。手前(一番右)のクハは車番が分かりませんが、台車がTR48を履いており300番台の初期車のようです。

 

 

 

横川-三滝間にて

可部線は横川を出発すると、横川派出所の横を通り、太田川に架るトラス橋を渡ります。ここで73系の4両編成を狙いました。

 

 

 

クハ79308?とクハ79466の並び 可部にて

どちらも同じ72系新製車グループのクハです。初期形(左)と後期形(右)では同じ形式に見えないほど進化していますね。左のクハ79308?は運転席窓下に丸型の関西通風器が取り付けてあります。右のクハ79466はS51年に三鷹からやってきた車両で、元山ゲタです。

 

 

 

クモハ73021他4連 三滝-横川間にて

この場所は春先に訪れれば、満開の桜を入れて撮ることのできるポイントでした。訪れたのは秋なので桜の花はありませんが、個人的には気に入っている写真です。因みに、右端の坂を下って行くとスーパーがあって、そこで弁当(パンだったかな…?)を買って待ち時間に食べたような記憶があります。

 

 

 

終わりに…

TOMIX73系可部線セットの入線報告です。いずれも写真は入線整備前の姿です。

クモハ73021とクハ79214 TOMIX 配属R5.9.30

ここまで可部線の73系の実物写真をモノクロで掲載して来ましたが、実際にはこのようなウグイス色(黄緑6号)にオレンジ色(黄カン色)の警戒色を纏ったカラーリングをしていました。

左のクモハ73021はS38年2月に近代化改造された車両で、運転席窓下に丸い関西型通風器を装備しているのが特徴です。正面の配管等が埋め込まれスッキリとした顔立ちをしています。右のクハ79214は63系由来の制御車で、元サモハ63456をS27年に制御車化した車両です。正面窓が3枚ともHゴム支持化されていない好ましい顔をしており、アコモ改善工事(B工事)を受けているため側面窓は1:2のアルミサッシになっています。なお正面サボ受けが別パーツで添付されています。

 

 

 

クモハ73027とクハ79466 TOMIX 配属R5.9.30

左のクモハ73027はS38年11月に近代化改造された車両です。021と同様に、運転席窓下に関西型通風器を備えており、正面の配管等が埋め込まれスッキリとした顔立ちをしています。021とは警戒色の塗分けが異なり、オレンジ部分の左右と屋根のRに沿ってウグイス色が回り込んでいます。右のクハ79466は先述したように山ゲタの一員でした。この101系のような顔をしたクハは、当時の広ヒロには446・466・501の3輌在籍していましたが、このうちプロトタイプの466は運行番号窓が黒Hゴム支持でした。模型でも黒Hゴム支持の運行番号窓や正面サボ受けが別パーツで添付されています。

 

 

 

今回は以上です。

本日もご訪問いただきまして、ありがとうございました。