こんにちは。(^O^)/
KATOから11月の新製品として、80系300番台のフルリニューアルが発表になりましたね。ベンチレーターが別パーツになったり、カプラーが密連形旧国用に変更されたり、新たにクハ85100がラインナップされたりと、より一層グレードアップされます。発売が楽しみですね。
さて前回に引き続き、KATOクモハ11+クハ16についての記事です。今回は鶴見線の400番台を紹介していきます。M車の入ったセットとM車無しの増結セットがあり、両方購入しました。なお、写真は入線整備前のものです。
クモハ11425(M)+クハ16426 KATO 配属H28.6.5
クモハ11・クハ16の400番台は、鉄道省の旧モハ50系を改番したグループです。モハ50系とは、大正生まれの木造電車を半鋼製の車体に載せ換えたもので、車体は旧モハ33系(後のクモハ11300番台で、20m級であるクモハ41の17m版の様なもの)とそっくりですが、種車の関係で車体長が20cm短く、妻面側車端部の窓が少し狭くなっています。戦後、連合軍専用車に指定された車輌もありました。これらの車輌は白帯を巻き、「U.S ARMY SECTION」や「ALLIED FORCES SECTION」などと英表記されていました。
モハ50系の電動車であるモハ50を改番し、クモハ11400番台へ編入した車輌です。鶴見線で活躍していた末期の頃(S40年代後半)の姿が模型化されています。細かい所に目を瞑れば、他線区で活躍した車輌として使用することも出来そうですね。
フライホイール搭載の動力ユニットで滑らかに良く走ります。音は静かで過走は少しです。他の動力車との連結を考慮し、ゴムタイヤは装着されていません。ヘッドライト・テールライトは点灯式、ヘッドライトは程よい明るさに点灯します。ライト類の消灯スイッチはボディーを外して室内にあります。
クモハ11425の側面の様子。左写真が電気側、右写真が空気側です。前回紹介したクモハ11248とは向きが反対になっています。
左写真:パンタグラフ周辺の様子。避雷器はパンタグラフの後ろにあります。パンタグラフはPS13です。
右写真:台車はDT10で、車輪はスポーク車輪です。所属表記等も印刷されています。
モハ50系の制御車であるクハ65を改番したもので、車体のつくりはモハ50に準じています。
なお、トイレを取りつけスカ色化され、飯田線で活躍した車輌もありました。
台車はTR11です。やはりスポーク車輪がついています。
クハ16426とクモハ11425の正面の比較。サボ受けの高さが作り分けられています。正面手すりは予め取り付けされています。ポキッとならない様に、取り扱いには注意しています。それにしてもこの貫通扉のついた顔、クモハ40平妻形に似ていますね。いい顔です。
左写真:妻面の比較。雨樋は一直線ではなく、曲線状になっています。幌は茶色です。表記類の印刷は
省略されています。
右写真:車端部の様子。車端部の窓(一番左の窓)の幅が、隣の窓に比べて少し狭くなっています。
左写真:付属品類です。胴受けは上がクハ16用、下がクモハ11用です。200番台に付属していたものと
異なり、ATS車上子はありません。
右写真:付属のサボシールです。前回の200番台と同じものです。
実物データ
鶴見線2両セット
クモハ11425←モハ50023←モハ10183 鋼体化 S11年度 大井工場 廃車 S49.5 最終配置区 弁天橋
クハ16426←クハ65046←クハ17102 鋼体化 S12年度 大井工場 廃車 S49.5 最終配置区 弁天橋
鶴見線2両増結セット
クモハ11443←モハ50047←モハ10103 鋼体化 S12年度 大井工場 廃車 S49.3 最終配置区 弁天橋
クハ16482←クハ65200←クハ17094 鋼体化 S17年度 大井工場 廃車 S49.5 最終配置区 弁天橋
これはS39年に運転された、80系による「準急白浜」の房総地区における非電化区間への乗り入れのイメージです。このときクハ16は電源車代用として使用されました。
※写真はあくまでもイメージで実際には、DD13は500psの強馬力形(後期形)の重連、塗装は新・旧どち
らも使用、80系はシル・ヘッダーのついたタイプだった様です。
終わりに、4輌で仲良く記念撮影です・・・
左から順に、クモハ11443、クハ16482、クモハ11425(M)、クハ16426です。この4両で鶴見線の17m4連が再現できます。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。