うまくやる | ふーちゃんのブログ

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私のブログは、離れて暮らす子どもたちと孫たちに向けて書いています。

こんばんわ流れ星

 

 

 

世の中には、うまくやれる人とうまくやれない人がいる。

大人になるほどに、その「うまくいかない」壁を痛感している、

まさに今日、ボランティアの定例会があったので、

もっと自分やみなさんを励ます気の利いた一言が言えなかったものかと、

パソコンの前に座って反省する。

 

 

がんばっているはずなのに、

「どうせこんなもんよ」とあきらめモードへ。

どうしてうまくいかないのか、

努力が足りないのか、

自分が悪いわけでもないのに・・・。

 

 

 

こうした壁を軽やかに乗り越える方法を提案されている本、

熊野森人著『うまくやる』から。

 

 

「うまくいかない」のは、あなたのせいじゃない

原因はアプローチの方法にある

いまの職場や学校が自分に向いてない気がする。

自分とは違う世代と話が合わず、浮いた感じがする。

SNSで発信しても共感してもらえない。

 

こういうことを前にして、

原因は自分の「努力が足りないからだ」と考えてはいないだろうか。

 

 

じつはそうではない。

 

 

単に相手やものごとに対するアプローチの方法に問題があるだけ。

コミニュケーションを通して、

その問題を解決していくのが、「うまくやる」方法である。

(専門的には心理学や認知科学の領域でもあり、

人の間に生まれる関係性をデザインしていくという

「コミニュケーションデザイン」という手法のひとつ。

 

 

このコミニュケーションがデザインできるようになるには、

周りを観察し、自分自身を理解し、

世の中をいろんな角度から見る目をもつことが大切。

 

 

すると、どんな効果が期待できるのかというと、

まず、人を見る目、自分を見る目が変わる。

 

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世界の見方、考え方、コミニュケーションの作法が変わる。

 

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空気を読むだけではなく、空気をつくれるようになる。

 

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うまくやれるようになる。

 

(この本で展開されている「うまくやる」授業によって、

思考の拡張とコミニュケーションのアップデートができる。

それにより、性別や年代、価値観の隔たりを超え、

よりオープンマインドで、毎日が楽しめるようになる)

 

 

 

脳内の鮮明なイメージが人を動かす

「いいカバンが欲しい」と考えたとき、

そのカバンのイメージが大まかすぎてはいけない。

手に入れる確率を高めるには、

「いいカバン」の情報を足していくことが求められる。

 

価格が高いのか。

どこで売っているのか。

カバンのイメージを鮮明化していき、解像度を高めていくのだ。

撮影した写真の解像度が低いとイメージがボヤけてしまう。

解像度が高いと細かいところまで鮮明に見えて、リアリティーが増していく。

欲しいカバンのイメージがハッキリとしたら、あとはそれを手に入れるだけ。

 

 

人は具体的で鮮明な脳内イメージが先行しないと、

合理的に動けない。

ましてや自分以外の人を動かすこともできない。

 

 

自分のキャラを理解する

いろいろな視点をもつことは、

ものごとが「うまくいく」ための大事なポイント。

 

自分のカメラの数が増えていくと、

より客観的な解釈ができるようになる。

 

相手から自分はどう見えるのか。

鏡に映った自分をイメージするといい。

 

著者は、ビデオに映った自分の姿をはじめて見たとき、

その独特な動きや笑い方に驚愕したという。

しかしその違和感をそのまま受け入れることで、

はじめて人の目から見た自分のキャラクターを、

主観から分離してとらえられるようになる。

 

ものごとは、いったんは感情に支配されず、

フラットにとらえてみるのが望ましい。

 

そのためには、自分はもちろん、

相手の思考やクセ、いろいろな情報を高く読み取ってから、

想像することが大切。

 

このようにして、相手との関係性を認識できるようになったら、

コミニュケーションは驚くほど上達するはず。

 

 

 

「向き・不向き」は置かれた環境がつくる

「自分に向いている」と考えるのは、

新しいことにチャレンジして、

短期間で予想していた結果が出たときや、

人に評価されたときなどではないだろうか。

 

 

逆に、

失敗した、思うような結果が出なかった、

叱られたなどの経験を伴うと、

人はその仕事が「向いてない」という判断を下す。

それらの判断基準は大きく分けて3つ。

 

 

①周りの人の判断

②周りの人との比較による自己判断

③周りの人の予測との比較

 

 

「向いている、向いてない」は、

「褒められている、褒められてない」ということと同じだということ。

周りに自分を褒めてくれる人がいて、

自身のことも自分で褒められる、

反対に周りの人のことも、褒めて、認められるような環境であれば、

チャレンジを続けることができるだろう。

 

一方で、長い間がんばってきたのに、

周りから一度も褒められたことがない人は、

環境を変えることを考えたほうがいい。

 

それが難しいならば、

自分が褒めてほしいと思う言葉で、

ほかの人を褒めてみよう。

その言葉は、ブーメランとなって自分に返ってくる。

 

何かを先に与えることで、

うまくいく可能性が格段に上がる。

 

 

 

自分を演出して、うまく魅せる

世の中にはコードがたくさんある。

規約、規則、規定を表すCODE。

 

たとえば、男性で上下白のスーツを着ている人は、

ハイパーファッショニスタか、リゾート三昧か、

はたまた反社会勢力の人が多いイメージがしないだろうか。

ほとんどの人が理解しているコードだが、

それは実社会での経験や、映画、ドラマ、雑誌、ネットなどの情報によって、

学んだことでもある。

 

 

そんなコードを探すためには、「要素分解」が必要となる。

複合的に成り立っているモノや情報を、

ジャンルごとにバラバラに仕分けていくことをいう。

 

 

 

たとえば、

スーパーで買ってきた安い肉と高い肉の2種類があるとしよう。

これらを素材で要素分解してみる。

すると・・・、

牛肉、トレイ(プラ)、トレイを包んでいるラップ(プラ)、

値段などが記載されているシールなどで構成されていることがわかる。

 

安い肉は、赤(赤身)と白(脂身)の層がはっきりと分かれているが、

高い肉は、霜降りになっている。

トレイも安い肉は白一色だが、高い肉は黒と金が使われている。

 

このように分解してから比較すると、

どんな演出が加えられているか、

それが持っている魅力が何なのかが浮かび上がってくる。  

 

 

もし自分にとって好きな人、苦手な人がいるなら、

何が好きなのか、何が苦手なのかを要素分解して理解してみよう。

好きな人はより好きに、

苦手な人は苦手でなくなる可能性がある。

 

 

魅力的に感じさせる「シズル感」

モノや人をより魅力的に感じさせる演出のことを、

「シズル感」という。

たとえば、ビールのポスターに出てくるジョッキの水滴がそうだ。

 

レストランのメニューに、

「グリーンサラダ」と「シェフの気まぐれサラダ」の2種類があるとしたら、

どちらを選ぶか。

多くの人は、「シェフの気まぐれサラダ」を選ぶと思う。

 

 

その理由は2つ。

・シェフがきちんとメニューを考案して、

手間暇かけてつくっているというイメージの後押し。

 

・「気まぐれ=明日は内容が変わっているかもしれない」ので、

今しか食べられないという限定感による後押し。

 

 

人に関しても「シズル感」は重要。

かっこいい芸能人は、かっこいいシズル感の演出を、

かわいい芸能人は、かわいいシズル感の演出を巧みに利用している。

 

コツは、何かを引き立てるためには、

何が作用しているかという関係を探してみること。

 

これらのシズル感やコードの活用の宝庫がSNS。

「インスタ映え」する写真の多くには、

オシャレに見せるための工夫が存分に施されている。

 

 

はじめてのことをうまくやる、4つのステップ

①人を観察すること。

うまくできている人を観察し、

マネできそうな部分を探してインプットする。

 

②ステップ①の観察で得た情報を頼りに、

考えられるだけの仮説を立てる。

(○○さんは、あの笑顔で人を引き付けているのではないか?など)

 

③ステップ②を踏まえ、自分はどうしたいのかを考えていく。

 

④それができたら、ステップ②の仮説をもとにマネをしてみる。

 

 

うまくできないのは、「やり方がわからない」からである。

大事なのは、やり方をよく見てマネをすること。

それができたら、自分を褒めてあげよう。

 

 

 

そしてコミニュケーションの基本は、5W1H

何かを人に伝えて、相手の理解が悪い?

 

When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、

How(どのように)のどれかが欠けているのか、

曖昧であることが多いものだ。

 

もし、あなたが上司としてスタッフに、

「常識的に行動してください」などと注意する場面があるとしたら、

その際は、「いつ、どこで、だれが、何をする、なぜ、どのように」

を添えて、優しく、丁寧に細かく伝えるといいだろう。

そうすることで、相手は真意を理解し、行動してくれるようになるはず。

 

 

 

         ・・・・・・・・・・・・

 

 

 

いろんなところでいろんな役員をしていると、

いろんなことがあるもので、春は役員改選が重なります。

 

 

「生きるとは、行動するということです」

 

「困難は避けても、なくすことはできない。

その困難に身を寄せることによって、

はじめて、困難は困難でなくなる」

 

「何でも、面白さを見つける。

その中に入っていく、

私はどこでも自分流の愉しみ方を見つけて生きる名人です」

 

 

宇野千代さんの言葉もしみる今日という日。

 

 

 

では、また明日^^

 

 

 

 

 

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アップ

いまの時代に多くの共感を集めるために

どのように情報発信していけばいいかというテーマについても、

わかりやすく解説されています。

 

ほんの少しの伝え方や魅せ方の違いを知ることで、

「うまくやる」人の仲間入りができると自信が持てるようになるはずです。