霧島神宮古宮址 [高千穂河原](霧島市)
霧島神宮から高千穂河原へは約7.5km、
車で14分程の距離です。
車でずっと舗装された山道を登って到着。
霧島連山南の登山客も利用する広い有料駐車場(500円)を利用します。
「坂本竜馬が妻お龍の手を引いて往復3時間の高千穂峰(御鉢火口縁)を歩いた」という伝説の登山コースもあるそうです。
この鳥居をくぐって、しばらく歩くと霧島神宮古宮址にたどり着きます。
霧島神宮古宮址 [高千穂河原](鹿児島県霧島市)
霧島神宮古宮址 [高千穂河原]は『天孫降臨の地』。
高千穂河原は、正式には「天孫降臨神籬斎場」と呼ばれています。
今でも天上と繋がっている聖地といわれ、スピリチュアルスポットとしても有名です。
霧島神宮の移動経緯
高千穂河原は、もともと霧島神宮があった場所です。霧島神宮は何度も焼失し、現在の霧島市田口へうつされています。
日本で最も古い書物「古事記・日本書紀」に「高千穂の峯に天降りる」と記してあります。古事記に記された時代以前〜1234年までの長い年月、高千穂河原に霧島神宮が鎮座してました。
①霧島神宮元宮(高千穂峰山頂・御鉢火山そば)
西暦544年創建
西暦788年 火山噴火とともに消失
②霧島神宮古宮趾(火山から離れた高千穂河原で再建)
西暦940年頃再建〜
西暦1235年霧島山の大噴火により焼失
*現在は、鳥居・参道・社殿の跡地が残るのみ
③ 霧島神宮仮宮
霧島市田口に社殿を移され、何度も炎上
④霧島神宮社殿
西暦1715年、朱塗りの社殿建立(神社建築)
現在に至る
※諸説あり
高千穂河原(霧島神宮古宮址)
高千穂峰は「神様の宿る山」として古くから崇拝されていたそうです。
現在も、毎年11月にこの古宮址と高千穂峰山頂で「天孫降臨御神火祭(てんそんこうりんごじんかさい)」が行われています。
この社殿趾は霧雨の降るなか、神秘的な雰囲気が漂っていました。なんの霊感もない私でも不思議な空気感を感じましたが、スピリチュアル系の能力のある方がこの地に立つと、神様からのパワーやお告げを受け取ることが多いそうです。
高千穂河原ビジターセンター
アクセス・高千穂河原
鹿児島県霧島市霧島田口2583-12