お題は ワインでした



この画像から作品宜しくお願いします

ジャンル問いませんので
(俳句、短歌、ポエム、手紙、
エッセイ短編小説など)
ジャンルをお書きいただき
コメントにて作品をお願いします
ジャンルで一人5作品でお願いします
俳句5句、短歌5句などです
エッセイ、短編小説、ポエムなどは

1作品でお願いしますとの事でした


では作品発表です


(短歌)


ボルドーの

似合う女性に

憧れて

秋の夜長に

シルクを染める


作夜香木庵さん


(川柳)


子規さんの 柿くえば鐘がなるなり法隆寺 

をお借りして


肉くえば赤があうなりビンテージ


作タケノバンブーさん


(俳句)


・ボルドーの 葡萄酒醸す 樽の澱

長期熟成型のボルドーワイン樽の沈殿物(澱)もまた

フランスワイン愛好者にとっては一見の価値アリです


・夫婦仲 ワイン嗜む 夜長かな

これは こマメさんご夫婦か!私どもか?11月22日の

“いい夫婦の日”と、お題のワインをかけてみましたよ


・秋高し 待ち遠しきは 解禁日

こちらはボジョレーヌーボーの解禁日11月第3木曜日

日付変更線の関係で世界最速で飲める日本の盛り上り


作やっくんさん



(俳句)


幸せの

ワイン一口

ほろ酔い 気分 


作藤ヶ谷智栄美さん


ジャンル 川柳


税改変 ワインも値上げ 嗚呼、無念


作タイドさん


(俳句)


ぶどう酒

語らう友と

異国の地


作リーヌさん


(和歌)


葡萄色

仄かに香る

夜半の月

肌にほんのり

恥じらいし色


作星美奈瀬さん


(俳句)


赤ワイン

奥深さ知り

グラス持つ


葡萄の木

夕暮れ香る

メルボルン


乾杯や

グラス傾け

深紅色


白ワイン

弾ける泡が

シュワシャワと


友人と

ワイン傾け

恋バナを


作カッパリーナ由子さん


(俳句)


思い出の

ワインの香り

秋の夜


作雨ニモ風ニモガンニモ負ズさん


「ワイン」四首


横文字のワインボトルで飾られた

     レストランでの初デートなり


初デート無理に気取って初ワイン

     あのころの僕はホッピーばかり


ボジョレーが好きだと言えば徐ろに

     首ふる君が勧めるボルドー


追憶をグラスに満たす赤き酒

     その酸っぱさを涙で薄める


作野乃みちをさん


(短歌)


グラス回す下戸血色が見えたらば

上等な赤ワインらしいと


作fasutonneさん


(俳句)


寒夜ごと ワイン測れり理科教師


作osusinosuさん


(短編小説)


題名 ソムリエ 

レストランオーナー 

神崎悟(かんざきさとる)

津村幸(つむらさち)


神崎悟は今度都心にフランス料理の

レストランのオープンを控えていた

フランスで一流のシェフのもと学んだ

シェフも引き抜きギャルソンを長年

この業界で仕事をしてきて人脈も築き

集まってきた

フランス料理店にはワインが決めてと

なるソムリエの候補を何人か?

声をかけていた

ソムリエはお客様にあった料理を

活かした最高に合ったワインを

勧めるのは勿論、どのようなワイン

なのかきちんと説明を端的にしないと

いけない

フランス料理を提供するお店の

ソムリエは影の大切なキーパーソン

になる職種だった

三人の候補が最終残りどの人を選んで

いいか悟は決めかねていた

悟はシェフに相談した

「経歴や経験からいってこの人が

いいとおもうんですが〜?亅

というとシェフが

「三人来て貰い料理をお出してどの

ワインをススメるか?

それをテストしてみたらいいのでは

ないでしょうか?亅

とオーナーの悟に言った

「それしか、ないかな?じゃ

明日19時に来てもらいましょうか?

料理はシェフにお任せします」

「わかりました、腕をふるいますよ」

と言ってシェフは明日の試験の料理に

どんなワインをソムリエ達が選ぶか?

期待していた

オーナーは三人のソムリエ候補達に

連絡して

「明日の19時に店に来て貰って

シェフのだす料理のワインを選んで

貰って最終決めさせてほしいので

お越しいただけますか?」

と伝えた

三人のソムリエ達は19時少し前に

店を訪れていた

「宜しくお願いします」

とオーナーとシェフに挨拶をして

最終試験を受けた

シェフは三人のソムリエ達に全く違う

料理を出した

悟は同じ料理を出してそれぞれ違う

ワインを選びその理由を聞きたかった

のだが全く違う料理とは?

シェフの意図がわからなかった


ソムリエ候補の一人は男性でソムリエ

歴30年のベテランでフランスの本場

3つ星レストランでの職歴もあり

悟が一番に期待していた

その人に出したメインは舌平目の

ムニエルだった。

選んだワインは無難な白ワイン

もう一人の候補生は偶に雑誌にも

でているソムリエでワインの申し子

のようにワインの知識に詳しいが

フランス料理店での実務経験は

少なかった

その28歳の男性には子羊の背肉のロテ

だった

重めの赤ワインを選んだ

三人目はフォアグラのキャビア添え

だった

三人目のソムリエ候補は全く経験も

無い24歳の若い女性だった

偶々悟が入ったフランス料理店で

ソムリエの勧めるワインより

単調なフランス語でワインを選び

悟がそばで聞いていたらそのソムリエ

を黙らせる程のワインの知識があった

何より鋭い味覚の持ち主だったと

思い悟が急遽候補に選んだのだ。

その女性はソムリエの資格はあるもの

のワインを中々選ばず

「この料理にはそれぞれ本来ソムリエ

が勧めたいワインをあらかじめ少量

使ってありますよね?」

と言い当てたそしてさらに

「だからこの料理に合うワインを

あえて選び勧めると料理と同じ味に

なってワインがくどく感じお客様に

合わなくなり料理とワインが殺し合う

形になります亅

と言い放った

それを聞いたシェフは

「お見事、その通りだ」

とシェフは言った

「因みに聞くが使ったワインは

なんだかわかりますか?」

シェフが聞いた、ソムリエの女性は

少し考え目を閉じて答えた

「シャトー・ラフィット・ 

ロートシルト ポーイヤック 2012年

ですか?

寒くて雨の多い春と晴天に恵まれた

夏が2012年のボルドーの特徴。 

力強さとエレガント、フレッシュさが

共存する。滑らかなタンニンと程よい

酸味。ラフィットらしいエレガントさ

存分に感じられる。非常に厳選し

収穫したブドウのうち38%のみしか

使われておらず、しかも91%と

カベルネ比率の高いヴィンテージに

なっている。

その分熟成のポテンシャルも例年に

増して高い。

フォアグラの料理の一流のお客様にも

ご満足されると思いますが〜?」

「オーナーこのソムリエさんは天性の

味覚とワインを知り尽くしてます

この方を選ぶべきです」

とオーナーの悟に言い放った

「わかった、やはり私がフランスで

君に会ったのは偶然ではなかったの

かも知れないね、津村幸さん

これから宜しくお願いします」

とオーナーがソムリエを決めた瞬間

だった

そのテストに落ちた2人も見事な

回答に脱帽してその場を一礼して

去っていった

こうして天性の味覚とワインの知識を

持った天才的ソムリエ津村幸が

誕生した瞬間だった

[完]

※この物語はフィクションであり実在の人物・

団体とは一切関係ありません

参考資料 

シャトー・ラフィット・ロートシルト

ポーイヤック 2012年ソムリエ解説など。


(俳句)

葡萄酒のソムリエ選ぶ美食通


ご参加ありがとうございました

次回も宜しくお願いしますm(_ _)m

 
※作品作って掲載されていないとか誤字間違い等

あればコメントにて遠慮なくお申し出ください

訂正させていただきます

ご自分の作品に解説希望等の方

付け加えさせていただきますので

コメントにてお申出下さい

また作品掲載中でも作られた方も

コメントにてお願いします

今回も皆さんの秀作出揃いました

前向きコメントでお願いします

次のお題作品が楽しくできるので

宜しくお願いしますm(_ _)m

今回は沢山の作品がありもし

あれ?載ってないよという作品

あればコメントにてお申し出下さい

また一人1ジャンル5作品迄で

宜しくお願いします

例俳句5句短歌5句などでお願いします


想いでの1曲は夢先案内人で山口百恵

です


1977年4月1日リリース