お題卒業式でした

※画像は拝借しました

お題は卒業式(タカラジェンヌ)です
宝塚歌劇団の正装は緑色の袴なんですね。
タカラジェンヌも「緑の袴」といって誇りを
持っています。式典や外部のイベントに
呼ばれる時は着物に緑の袴をはきます。
 フォーマルな行事の時は「黒紋付
(くろもんつき)」とよばれる黒い着物に
各タカラジェンヌの家紋が入ったものを着ます

この画像から作品宜しくお願いします
ジャンル問いませんので
(俳句、短歌、ポエム、手紙、
エッセイ短編小説など)
ジャンルをお書きいただき
コメントにて作品をお願いします
ジャンルで一人5作品でお願いします
俳句5句、短歌5句などです
エッセイ、短編小説、ポエムなどは
1作品でお願いしますとの事でした

タカラジェンヌの卒業式の歌です下差し


では作品発表です
(俳句)

養花天 男役の目にも涙
(キリリとした男役さんも、涙を浮かべる卒業式)

“すみれの花咲く頃” 涙溢るる
(宝塚歌劇団を象徴する歌を文字ってみました)

歌劇団 緑袴の 卒業生
(お写真から、宝塚歌劇団の正装緑袴を詠んで)

学びやに 別れを告げる 黒紋付
(音楽学校卒業式の黒紋付でも一句詠みました)

作やっくんさん

(川柳)

芭蕉さんの「山路来て何やらゆかし菫草」
をお借りして

袴はいて何やらゆかい菫草

作タケノバンブーさん

(俳句)

卒業や芽が出る出ないタカラジェンヌ

卒業やあの子がスター候補生

作fasutonneさん

(ポエム)

厳かに式は進む
うわの空に脇を見れば
きみの頭がひょっこり
こっちを向け、って念じても
振り向かない
当たり前だけど
思うだけじゃ伝わらないから
だから、言葉にしようと思う
気づいてほしいから
今日が最後のチャンス

タップまたはクリックでご覧下さい下差し


作あさこさん

(俳句)

あの群れはきっと卒業女たち

明日も会ふごと立ち話卒業子

あしたよりチーム離るる卒業子

卒業やタカラジェンヌの初舞台

作雅子さん


卒業式

タカラジェンヌのことは
書けないので 長男の小学校の卒業式の思い出を つづります

始まりの音楽は 覚えてないけど 卒業証書を もらう時のハッキリした 「はい」の返事が聴こえて来るようでした

長いようで 短かく感じた
6年間

3年生の2学期と 4年生の1学期には 学級委員長になったね

(俳句)

おめでとう

巣立つ 我が子の

笑顔なり

作藤ヶ谷智栄美さん

ジャンル 短歌

入るのに 高い倍率 潜り抜け
卒業までも 熾烈の極み

作タイドさん

(俳句)

コロナ下に我慢我慢の子ら卒業す

卒業に抱くべき夢模索中

(短歌)

不登校に悩みし少女胸に抱き
ともに涙す卒業の朝

作ageの日記さん

(俳句)

卒業生
まったく泣かない
嬉しくて

先生が
幼く見える
卒業式

卒業は
何時まで経っても
今の中

作雨ニモ風ニモガンニモ負ズさん

(俳句)

母唄う
すみれの花の
卒業式

桜舞う
母と二人で
宝塚

宝塚
ラインダンスを
夢みてる

桜咲く
ラインダンスの
夢開く

宝塚
桜の下で
明日の君

作カッパリーナ由子さん

(短歌)

卒業の
唄の響きや
泪色
色とりどりの
夢を感じて

作涼風秋美さん

(俳句)

卒業を
夢見て散し
馴染みの子

作nyagoさん


「卒業式・宝塚」 四首

袴履く衣装に焦がる乙女らの
夢も羽ばたく卒業式の日

夢描き晴れて卒業式の日は
袴姿の未来のスター

卒業に顔もほころぶ宝塚
すみれ咲けよと初舞台踏む

明日からの稽古も楽しジェンヌたち
歌う舞台の晴れやかなるや

作野乃みちをさん

 

(短編小説)

題名 ライバル

主人公 七瀬ヒカル(ななせひかる)

同期生 藤堂真希(とうどうまき)

    綾瀬薫(あやせかおる)


花の宝塚歌劇団は女の子の憧れの

学校だった。

七瀬ヒカルが小学生の頃母と一緒に

みた宝塚雪組公演の宝塚歌劇団の

歌と芝居華やかな衣装やスポット

ライトを浴びて歌うスター達に

魅せされ暫くは母に帰ろうと言わ

れてもボッーとして動けなかった

それから父に頼み込みバレエや

ピアノを習わせて貰った

そして宝塚音楽学校の試験を受けて

倍率17倍の狭き門をくぐり花の

タカラジェンヌになった

番号があったその日は母と泣いて

喜んだが同時に家族との別れの時

でもあった宝塚音楽学校では寮に

入る事を決めていた

それが自分にとってもベストな

選択なのだとヒカルは考えていた

そして同じ寮生になった、真希や

薫との出会いもあった

二人は学校でも良きライバルだった

端正な顔立ちの真希は一目で目を

惹き長身で男役を目指していた

綾瀬薫は娘役だったかわいい色の

白い青森出身だった

ヒカルは一番近い大阪市内だが

あえて寮生の道を選んだ

ヒカルはピアノもバレエも幼少から

習っていてレッスンでは人よりまだ

余裕があった

「ヒカルの、バレエやピアノ凄いよ」

と真希が言った

薫は少しまだ青森弁のなまりを気に

して首をたてにふり頷いていた

ヒカルはそんな二人やクラスでは

まだ余裕だなぁと思っていたが

ある夜バレエを一人でレッスンして

いる薫の姿を見た

半年もしない頃皆、難関を突破して

きただけの事はあった

差があったと思ったバレエもピアノ

もそんなに差が無くなってきていた

それがタカラジェンヌ達だった

皆の憧れのタカラジェンヌになる

には努力と勤勉さがなければスター

への階段は登れない

さすがに難関の倍率をくぐりぬけた

だけはある何年も前からヒカルの

ようにバレエやピアノを先に習って

きていても努力すれば同じように

追いついて足並みが揃ってくる

またそうなるよう先生の厳しい

指導もあった

また先輩達への気遣いや作法も

きちんと身についていった

宝塚音楽学校の2年はそんな中

日々のレッスンや勉強合間には

先輩達から聞いた掃除などに

あけくれアッと言う間に過ぎて

いった

そして2年目の秋が過ぎた頃には

皆足並みも揃い誰もがタカラ

ジェンヌとしてラインダンスを

踊れる力になっていた

ヒカル、真希、薫はクラスの中で

はいつの間にか切磋琢磨する良き

ライバルになっていた

毎年卒業生代表の答辞を読むのは

成績優秀者もあるがスターへの

登竜門みたいになっていた

先ずは誰がその代表になれるか?

お互いレッスン後にまた夜遅く迄

練習をしている3人だった

「ヒカルも真希も男役として

確実にスターになるよね」

と薫は青森なまりもすっかり抜け

娘役として輝きを放っていた

「薫だって娘役ではトップだよ」

ヒカルが言った

「誰が答辞に選ばれても祝福だね」

クラスでも3人の誰がなるか?は

噂にもなっていた

担任が答辞をする名前を発表した

「2023年度答辞を読んで貰う人は」

3人は息を飲んで先生の言葉に

固唾をのんでいた

「山野由香里さんです」

3人はその言葉に見合わせて笑いを

込み上げるのを抑えていた

そして担任が教室を出てから3人は

笑い合ってお互い

「バッカみたい」

と言っていた

「これからもライバルよ」

「そう、これからはここにいる皆

良きライバル」

「誰がスターになっても恨みっこ

無し」

そして宝塚音楽学校の卒業式の式典

で緑の袴に黒の紋付きを着て

堂々と2年間学んだ卒業証書を

受けていた


それから宝塚歌劇団の研究生となり

初舞台のラインダンスを舞台で披露

していた

初舞台には両親も駆けつけていた

ここからがライバル達のスターへの

階段を登るスタートだった

これからが本当のスターへの険しい

道が待っていたのだった


[完]
※この物語はフィクションであり
実在の人物・団体とは一切関係ありません


(俳句)

卒業生

良きライバルの

歌劇団

作こマメ


ご参加ありがとうございました

次回も宜しくお願いしますm(_ _)m


※作品作って掲載されていないとか誤字間違い等

あればコメントにて遠慮なくお申し出ください

訂正させていただきます

ご自分の作品に解説希望等の方

付け加えさせていただきますので

コメントにてお申出下さい

また作品掲載中でも作られた方も

コメントにてお願いします

今回も皆さんの秀作出揃いました

前向きコメントでお願いします

次のお題作品が楽しくできるので

宜しくお願いしますm(_ _)m

今回は沢山の作品がありもし

あれ?載ってないよという作品

あればコメントにてお申し出下さい

また一人1ジャンル5作品迄で

宜しくお願いします

例俳句5句短歌5句などでお願いします




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