お題菊まつりでした 


今回はドーンパープルさん

写真があまりに今回のお題に

いいのでこちらをご覧になって

好きなお写真からイメージして

作品お作り下さいとの事でした


タップまたはクリックで菊まつりの

お写真ご覧下さい下差し


では作品発表です

(川柳)

芭蕉さんの「菊の香や奈良には古き仏たち」
をお借りして

菊の香や空には白き鰯くも

作タケノバンブーさん

(俳句)

・菊の香や 天神様と スカイツリー
亀戸天神に行った際、背景のスカイツリーが見事に映えてました

・菊人形の “村神様”も 誇らしげ
日本人ホームラン新記録56号のヤクルト村上宗隆選手を祝して

・永遠のプリンセス 秋明菊はダイアナ
秋明菊の品種ダイアナと、ダイアナ元妃をかけて、破調に挑戦

作やっくんさん

(俳句)

大輪の 菊ある部屋に 正座する
なんか三本立ての大輪の菊とか見ると姿勢ただしたくなります。

とも白髪 夫婦の膳に 菊膾

ふと母に 線香手向く 菊日和

作ageの日記さん

(紀行詩)

ドライブの途中で・・・

佐竹から
常陸の山田かいくぐり
栗山笠間の稲荷には
たれ人飾らん懸崖の
みごと見事な菊の花
赤児も微笑む大輪と
花火に似たる菊手水
すげ笠和袈裟の先立も
ひと汗流す正福寺
釣瓶の日入り早まりて
雨引観音急ぐかな 


(俳句)

野菊摘む乙女の髪に秋の風

夕日さす初菊やさし茜雲

大輪の襟も正しき賞の菊

白菊の祭壇中の友の顔

仏壇の菊の香満る四畳半

(川柳)

この先も値上がり続く電照菊

上の山もってのほかと菊出され

初恋の菊の花束叱る君
(18禁)

湯の菊や今宵も愉しむ栗と栗鼠

金玉(きんぎよく)の裏に隠れた菊花紋

作迷いネコさん


ひとりひと鉢 菊花 育て

今回のお題は 菊まつりですが 中学生の時 菊の苗から
育て 成長した菊を学校でクラスで、、、

学年でと賞を決めるコンクールがありました

3年生の時 金賞をもらいました


咲く 菊に

よみがえって

菊 香る

作藤ヶ谷智栄美さん

(俳句)

菊祭り賞を貰いて上京す
  

川船に笠智衆乗る「野菊の墓」

作fasutonneさん

(川柳)

菊まつり 葬儀場感を 禁じ得ぬ

作タイドさん


(俳句)

菊まつり
丹精込めて
咲き誇る

菊まつり
雑踏の中
凛として

菊まつり
輝き誇る
空の下

作雨ニモ風ニモガンニモ負ズさん

【俳句】

背を伸ばし
凛と咲く菊
高貴なり

杯に
菊を浮かべて
臨む月

作♪ショコラ♪さん

(ポエム)

お狐の
社に参って願う恋
足元小さく狐がじゃれる
子狐子狐、
空を駆けてこの想い届けておくれ

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作あさこさん

(短歌)

境内に菊の小鉢や縁日の
織りなす町は賑やかなりし

菊人形やぁ我こそはと見得をきる
すると「○○屋~」と桟敷の向こう

参道に印半纏「菊師」おり
菊華花火のあまた彩る

吾は菊
地味と言われて精一杯
咲いてみせるぞ菊まつりの日

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作野乃みちをさん

(俳句) 

挿し木して
増えた菊の葉
花が咲く

作nyagoさん

(俳句)

菊まつりの鉢をしまひて冬に入る

作雅子さん


(短編小説)

題名 菊まつり
登場人物
村田 心 (むらたこころ)
祖父 村田常治(むらたつねじ)

秋晴れの日、心は学校から帰って
祖父のいる家に寄っていた
「おじいちゃん、ただいま」
祖父常治は孫の心に声をかけられ
振り向いた
「心か、学校おわったのか?」
「うん、おじいちゃんまた菊の手入れ
してるの?」
「そうだよ、今年こそ菊まつりで金賞
貰いたいからね」
「金賞?」
心が聞いた
常治はいつも銀賞止まりだった
そんな二人の会話に祖母の雪(ゆき)が
「菊、菊ってこの時期おじいちゃんは
そればっかりだね、心お母さんには
言ってきてるの?おじいちゃん家に
来ること?」
「うん、帰りおじいちゃんのうちで
宿題するって言ってきた
お母さんお仕事遅くなるからって」
「そうなの、じゃ晩ごはんも食べて
いきなさい」
祖母の雪が優しく言って心の頭を
撫でた
心はお母さんもそう言ってたと
ランドセルを置いて寛いでいた
縁側に腰掛け祖父の常治が菊を愛で
るようにお日様にあてて水を与えたり
して丹精込めた大輪の菊を眺めていた
菊の品評会はその時期に合わせて
大輪を咲かせないといけない
品種本来の性質を出し切ったものが
優秀な作で花の大きさ、花の色、
葉の色や形の他バランスがとれて
いるのがよい菊であり出来るだけ
巨大輪に咲かせ、茎・葉を含めた
全体が調和を保つように育てます。
3本が「天・地・人」全体の高さが
その品種の良さを表現していなければ
いけません

そんな事を心に説明しても分から
ない事だと思うが心の純粋な気持ち
曇の無い眼(まなこ)で見てもらおうと
常治は聞いた
「心、おじいちゃんこのピンクの菊
と黄色の菊で迷ってるんだ、心は
どっちがいい?」
「心なら、その白い菊がいいよ」
「心、この菊はまだ小さいから
3日後の品評会の菊まつりには
大輪にならないからダメだよ」
「そうかな?この菊は大きくなるよ」
心は自信を持ってそう言い放った
「ならないよ、心に聞いたじいちゃん
悪かったよ」
「なるよ、だって他のより茎が太い
もの」
常治は心の何気に言った一事にハッ
とした
「それに心、真っ白な菊大好きだもん」
そう言って祖母の雪の出したオヤツを
食べていた
常治は何気に言った孫の心の言葉で
もう一度その白の菊を品評会に合わせて
手をかけてみた
するとどうだろう?出そうと思ていた
菊は心なしか活力が無くなってきてる
のに対し白い菊はピークをのぼる
ようにグングン良くなっていった

そして品評会の当日常治は孫の心が
選んだ白い大輪の菊をだした

菊まつりが盛大に行われ心も両親と
見に来ていた
昼過ぎステージで今年の菊の品評会
の発表が壇上で執り行われ三等、
銀賞の名前が次々読み上げられ
残るは金賞です



「それでは、今年の菊まつり
金賞は村田常治さんの育てた菊に
決定しました」
それを聞いて心が
「おじいちゃんやったね」
と壇上に上がる村田常治が照れながら
マイクを向けられていた
「ありがとうございます、毎年
ここ一歩で金賞貰えずでしたが
孫の心に言われてこの菊を出しました
心ありがとうな」
壇上から心にいう常治は念願叶って
金賞をとった
主催者が題名の事を聞いた
「この菊につけられた雪心とは素敵な  名前ですね
まさにこれから冬を迎える白い雪の
イメージにもとれますね」
「はい、孫が黄色やピンクの菊より
これがいいと選びました
それと長年連れ合いの妻と孫の名前
をもらって雪心にしました
白い菊は雪のように真っ白な何事
にも染まっていない心がみられるの
で雪心にしました」
「そうですね、白い菊はどんな色にも
染まらない雪のような心ですよね
素晴らしい菊を育てられた
村田常治さんに今一度大きな拍手を」
と主催者のマイクの声で会場は
割れんばかりの拍手で湧いていた
そんな常治の姿に心も雪も誇らしげ
に見守っていた

[完]
※この物語はフィクションであり
実在の人物・団体とは一切関係ありません

(俳句)

孫見立て
見事金賞
菊花展

作こマメ

※写真はすべてイメージでおかりしました
ご参加ありがとうございました

次回も宜しくお願いしますm(_ _)m


※作品作って掲載されていないとか誤字間違い等

あればコメントにて遠慮なくお申し出ください

訂正させていただきます

ご自分の作品に解説希望等の方

付け加えさせていただきますので

コメントにてお申出下さい

また作品掲載中でも作られた方も

コメントにてお願いします

今回も皆さんの秀作出揃いました

前向きコメントでお願いします

次のお題作品が楽しくできるので

宜しくお願いしますm(_ _)m

今回は沢山の作品がありもし

あれ?載ってないよという作品

あればコメントにてお申し出下さい

また一人1ジャンル5作品迄で

宜しくお願いします

例俳句5句短歌5句などでお願いします


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