建具を作成する過程と原価。 | 小さな工務店の大工の日記(旦那のブログ)

小さな工務店の大工の日記(旦那のブログ)

愛媛県松山市にある小さな工務店の大工の日常を

書いてみようと思います。

仕事半分、色々な思った事や起きた事を日記風で

表現?してみようと考えています。

築20年を超えると 製品の建具ではなく

 

建具屋さんが造った 建具が主流となります。

 

この建具を リメイクする方法は 何通りもございます。

 

取っ手を交換するだけの場合もありますし、

 

クロスを 貼る場合もございます。

 

ダイノックシートを張る場合もございます。

 

クロスは 原価が 安いので その建具の劣化度を見て

 

施工いたします。

 

ダイノックシートは クロスの5倍から10倍いたします。

 

(価格の幅)

 

逆に ダイノックシートを貼るのであれば

 

建具自体を 新調できる金額になります。

 

建具作成も リメイクも 私が いたしますので

 

外注に出すよりは 工期も 原価も 少なくなります。

 

簡単な形の 建具の新調の 原価は

 

骨材、化粧材、プリントベニヤ(もしくはベニヤ貼りの上クロス)

 

取っ手は レバーハンドル(鍵無)の場合は

 

開きドア1枚の原価が 15000円です。

 

これに 調整取り付け費(現地確認を含めて最低2度の下見)

 

を含めて 2万円。

 

お客様から頂く金額は 経費10%と消費税10%を加えて

 

24200円。

 

これだと 建具枠は 既存のものを 使いますので

 

一番 安い 価格となります。(いろいろな方法があります。)

 

これとは 違う 製品(メーカー)の建具の場合には

 

開きドアのシンプルなものの場合は 定価が6万円程。

 

(枠付きです。)

 

原価が 25000円(一般のメーカー製品の原価率)なので

 

変わらないように 思いますが

 

既存建具撤去(枠含む)をして 枠廻りの補修を考えると

 

実費で 5万円程。 これに クロスや周辺の補修代は

 

別途工事となります。

 

単純計算すると 3倍くらい高くなります。

 

リフォーム工事は 大工が 建具作成を できることが

 

前提ですが(嫌いな方が相当数いますので。。)

 

既存のメーカー建具を使うよりも 新調作成した方が

 

安い場合が ございます。

 

リフォームとは 千変万化ですので

 

まずは どのような 形のリフォームがしたいのか?

 

予算の範囲で 収めることが 優先なのか?

 

多少 上がっても こだわりのリフォーム工事をしたいのか?

 

正直に お伝えくだされば (駆け引きなしで)

 

その方向で 打合せをいたします。

 

人間ですから 多少の融通を利くのは 当たり前ですが

 

度が過ぎる方もたまにいます。

 

これは 事前に 話をすれば 解りますので

 

ご辞退いたしますので その時は 申し訳ございません。

 

請けた以上は 間違いなく 工事は 完成いたします。

 

どんなことが あっても 途中で投げ出したことは

 

ございませんので。。。。。

 

そんな恥ずかしいことをするぐらいであれば

 

職人を 辞めるべきだと 私は 考えています。

 

(一定数、どんな業界にもいるものですが。。。。)

 

今日は こんなところで。。。。。

 

オヤスミナサイ爆笑

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 松山市情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキング
人気ブログランキング