【何もなくてもできること】
何もなくてもできること。
これは私の得意分野の話です。
ないない尽くしでスタートした私が
従来の茶道とは違うスタイルの茶道
テーブルスタイル茶道を考案し
椿の会を全国展開できた理由。
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ないからこそできることを考えた。
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これに尽きます。
全部揃っている人を羨ましいと思いますか。
比較してだから私には無理と思いますか。
何もない私と
茶室から道具から全て揃っているあの人
どう考えても同じ月謝で
生徒さんに来ていただくには
申し訳なさすぎると私も思っていました。
方や、何十万もする掛物をかけ
何百万のお茶碗で抹茶を出し
広間も小間もある茶室を持ち
一方私は、掛物を手書きで紙に書き
コピーして配っていました。
フローリングに毛せんを敷き
可哀想な空間でお茶会をしていました。
でも、だからこそ
精一杯心を込めました。
逆の立場なら
私の師匠がどんな空間であれ
師匠から習いたいと思いましたから。
そんなの関係ないと思えました。
今もそうです。
師匠はご病気で声を失いました。
お稽古に声がありません。
足りないと思いますか。
全く関係ありません。
むしろ、前よりずっと感じられるようになりました。
足りないと思っているのは自分の心です。
足りないのなら
ない自分のどこで工夫するか考えれば良いのです。
お茶じゃなくても同じです。
人をどう迎えてどう送るのか
もてなすお部屋はどのように整っているのか
何を持ち帰ってもらおうと心尽くせるのか
持ち物や環境ではない自分で
どこまで考えられますか。
これが分かると例え
なくなっても
また一からやれます。
これが分からないと
なくなった途端自信がなくなります。
ないところから始めると
振り幅が大きく
自由もあります。
学びを少しでも
続けらえる人生を獲得できたことが宝です。
毎日学ぶ習慣ができました。
ないところを楽しめる精神こそ
強さですよ。
師匠と
6月14日名古屋市内の茶室を貸切
お茶会を致します。
この日は、テーブルスタイル茶道ではなく
表千家 土屋宗芳でお迎え致します。
「椿の会」はじめての茶道@名古屋