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日日是好日
昔原作を読んだけれど内容を忘れていました。
映画を観たら
昔の自分にタイムスリップでした。
はじめて茶道に出会った時の衝撃は今も鮮明に覚えています。
背中を出しながらデニムでお稽古をしている私を師匠は焦らず導いてくださいました。
人生において最も私に影響を与えてくれたのは間違いなくお茶の師匠です。
１５年以上も前からお茶のお稽古に行っては心に宿った感動を忘れたくなくて手帳に書いていました。
その内容が今語っていることと全く変わっていない。
そしてまだまだ出来ていないことばかりです。
１５年前の私が大切だと気付いたことがまだ出来ていないとはどれだけ時間がかかっているのでしょうか。
それにしても、気づかぬところで本当に良くして頂いていたのだなとしみじみ感じます。
このアルバムは全て師匠が初釜が終わると写真をファイルして毎年私にくださいました。
今こうしてお茶を教えることのエネルギーを保ち続けお茶を愛し続けられるのは
師匠からお茶を通して愛をたくさんいただいたからです。
日日是好日の中で
樹木希林さんが
「そんなにお茶を点てない
お茶に三日月ができるほどで良いのよ」
というセリフを聞いて
最近景色がないお茶ばかりだったと気づいて
早速点てなおしました。
今の自分は
間違いなく誰かのおかげで出来ていて
そのおかげを感じ入る時間も
茶道の醍醐味です。
「椿の会」はじめての茶道＠名古屋