有松絞りの開祖 竹田嘉兵衛商店にて
美しい日本女性代表中村よし子さんとガラス造形作家西中千人さんのトークセッションが行われました。
まず、400年の歴史を持つ日本家屋にガラスが見事にマッチし光と融合して幽遠な輝きを放っていました。
手仕事の絞りの着物の存在感に艶っぽさが加わり美しい空間でした。
写真でご覧くださいませ。
偶然昨年秋にイギリスオックスフォードのアシュモリアン博物館で使わせていただいたのが西中さんの水指でした。
パリのお茶会の水指も西中さんのものです。
そして偶然にも私が選んだ着物は絞りでした。
凄い引き寄せに不思議な気持ちになりました。
ここ二年の間に絞りとご縁がつながり私の着物、息子の着物、気づけば浴衣まで絞りでした。
あとは着物に負けない所作を身につけ、世界に発信できたら幸せです。
有松絞りもガラスも呼継も美しさの塊です。
そこに人の魂を融合させ芸術が完成します。
作品を作った方とその作品を使わせていただいて
お茶を届けた私が全く偶然この場所で逢うというのも
会うべくして会っているような気がします。
その御導きも人のもたらしてくれたものです。
自力はありません。
人が運んでくれなければご縁はないのです。
そのことをいつも思って感謝しています。
二年前のパリです。
「椿の会」はじめての茶道@名古屋