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Tea ceremony in Vietnam .

『相送当門有修竹
 為君葉葉起清風』
    虚堂智愚

友(弟子)を門まで送ると
門前にあった竹の葉が
清らかな風を起こし
友を一緒に送ってくれている

風が竹の葉をさわさわと揺らす風情が
まるで別れを惜しむ自分の心のざわめきと重なる

そんな意味の掛物だと思います。

VNのホテルの門が
竹のアーチだった時
まだこれから何がはじまるか分からないのにも関わらず
ずっとこの掛物の言葉が頭にありました。

しかも持って行った棗がまさに竹林。

 

滞在中
VNでお友達ができ
毎日お茶を一緒に楽しみました。

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日本人スタッフとはほとんど話さず
ずっとVNの友だちとおりました。
はじめて会った友達です。

はじめて出来たMinhという一人の友達が

仲間をどんどん誘って増やしてくれました。

 


足袋に興味を持ってくれたり
茶筅は女性しか作れないの?
これは全部手作りなの
熱い抹茶しかないの
浴衣と着物の違いはなに?
触っても良い?
正座はどうするの?
日本語でなんと挨拶して飲むの?
お茶碗はなんで回すの?

たくさんたくさん興味を持って質問してくれました。

息子も英語で話しかけられ
数日固まっていましたが
お茶を点ててそれを喜んでもらえると
次第に笑顔が増えていきました。

息子も抱っこしてもらったり
ハグしてもらったり
一服のお茶を通じて
心と心のコミュニケーションがはかれたことに
感動しております。

 

最後のホテルの門を出るときは
葉々起清風
が思い浮かんで心がずっとザワザワしていました。

 

もう二度と逢えないのか
そんなことありません。

You happy me happy .
Thank you for telling me your country's tea .
For your good healthy and love japanese.

最高の嬉しい言葉のギフトをいただきました。

これからも一服のお茶を通じて
世界中誰とでも心と心のコミュニケーションがはかっていけたらと夢みています。

Thank you Minh and Quoc .see you soon.

 

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続く・・・

 

「椿の会」はじめての茶道@名古屋