「椿の会」のブログにお越しくださりありがとうございます。



受付も生徒さん三名が頑張ってくれました。




裏方は全部生徒さんに任せました。



私のいないところで

ベテラン組みが仕切ってくれました。

香が会場を包んだ頃

お花に霧吹きをしてまわりました。


そして真新しい

茶巾を仕組み

新しい紅白の茶筅を仕組み

濡らした黒文字を置くと

お盆に紫の袱紗がかぶり準備万端です。



朝お茶をはき

棗につめ

真新しい気持ちと道具でということは今までの経験から譲れないことでした。



担当テーブルに責任者の生徒さんをたて

席入りです。


オープンのドアには

オーガンジーの布とテキスタイルという

小林友紀さんが手縫いで仕上げた

水紋の布が半分貼られ

躙り口をイメージました。


小林友紀さんの布は

着物のはぎれからできており



水の記憶

とされています。


それをくぐって

続々とお客様が入られます。

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さあ、司会の水野れい子さんの開会の言葉と

主宰者である私からのご挨拶をし

会の幕開けは

鐘の代わりに雅楽の括弧という楽器の

大小中中大

の音からスタートです。





雅楽とは1400年前から続く

日本最古のオーケストラと言われております。


今回白樺の会のお二人は椿の会にもご参加いただいており

その中のお一人は

私を椿の会へ後押ししてくださった

何度もお話している八事の奥様です。


自宅を提供くださり

こちらのお宅から椿の会はスタートをきりました。


そのりきさんと5周年の幕開けに

テーブルでポットから点てるお茶とりきさんの雅楽のコラボは

まさに巡り合わせといいますか願ってもみないことでした。


その厳粛な空気の中

男性10名が一礼して袱紗を取ります。




どの方も素晴しいお点前だったそうです。





誇らしいお顔のお点前の男性たちです。



お茶だけで生活されている方はもちろんおらず

みなさまメインのお仕事がございます。


その時間を割いてお点前の練習にあててくださいました。





この中のお一人だけ

5年前から続く生徒さんがおります。


5年前からの変化を相当感じてくれていたと思います。


拍手喝采

私が誇らしかったです。


「 自分が目立ちたくてお点前された方は一人もおりません。


私の力に少しでもなれば・・・」


そんな想いで

けれど引き受けたからには中途半端は許せない


会を締まりないものにはしたくないと

前日も遅くまで何度もお点前を繰り返してくれました。


そして、お茶って楽しい

はまりそうです


そんな声があがったことも嬉しかったです。


雅楽の演奏は

露地や蹲がない分

空気や心を浄化する作用をもたらしてくれました。


どうしても

清らかな空気の中

幕開けしたいという気持ちが

躙口 香 雅楽によって少しだけかわりを果たせたような気がします。


生で雅楽を聴いたことにもたくさんの方が感動してくださいました。


それではメインの松村さんとの対談は次の記事にて


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続きます。