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椿の会の生徒さんに向けた資料を
このブログでも併せて連載中です。
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7、 間のあるくらし
茶道は禅の影響を受けております。
禅といえば座禅を組んで悟りを開くことが目的のようです。
悟りは開けないにしても、茶道のお稽古に入る前に
椿の会では座禅を組むようになりました。
外からの雑念を一旦おさめて
冷静なこころでお稽古に臨んでほしいからです。
そしてその落ち着いた心でお道具を清めていくと
清める動作に心が入ります。
朝、神棚に手を合わせるときは、顔の思い浮かぶ先祖
座禅を組むときは、それよりもっとはるか遠い宇宙を思い浮かべます。
これも胎教「母子一体」の時期におすすめです。
1日24時間は平等に与えられた時間ですがそれを流して過ごすのと
お点前の数分、座禅の数分、無の時間をつくることで
1日という感じ方が格段に変わります。
今を生きる
今この一瞬に居るのだといつも意識できること
それが間(無)をつくる意味なのです。
物を溜め込まないことでも間(スペース)が生まれます。
不要なものはどんどん捨てて、
いつも身軽、スペースがある状態が
運も福も入ってくる秘訣だと教えましょう。
そのかわりに身の周りには愛あるものを置くと
使うたび物にも良い気が宿るので部屋全体がとても良い空気になりますよ。