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椿の会の生徒さんに向けた資料を
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4、手紙のあるくらし
家に帰って一番はじめにすることはなんですか。
手を洗う、冷蔵庫を開ける、メールのチェック?さまざまでしょうが、私は一番に「ポストを開けます」
領収書やカタログに混じって、わが家のポストには手紙が届きます。
それも季節の封筒に時には香りまで添えられて・・・。
なんというあたたかい気持ちになる瞬間か一度は経験があると思いますが、その頻度が高いわが家のポストは「宝物箱」です。
メールはボタン一つですが、紙の手触りや匂い、その人の味わい深い文字
それが心をあたたかくしてくれるのです。
生徒さんからの手紙にはその人なりが表れます。
会話を交わすだけでは見えなかった奥底が文字を通して届けられたとき
その人の存在感がぐんと増します。
こんな視点で見てくれていたのか
こんなところに感動してくれていたのか
ここまで気づいてくれていたのか
と本当にうれしいものです。
私も以前は手紙を書くときは、参考本を見ながら間違いなく書くことばかり気にしていましたが、今は素直に感じたことを文字にするようにしています。
この年齢で巻紙の筆でしたためたお手紙をいただいたときには
感動してしまいました。
これも茶道のお陰です。