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椿の会の生徒さんへ向けた資料を
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2、 香りのあるくらし
生徒さんを迎えるうえで欠かせなくなったもののひとつにお香があります。
お気に入りは「堀川」という名前の香なのですが、生徒さんから廊下までほのかな香りが漂っていましたよ。癒されます~と喜んでいただいています。
お香は仏様のご馳走だと聞いたこともあります。
神仏に供える香である「供香」が、香をたく習わしのはじまりになります。
日本において、香をたく(たき香)のならわしは、仏教の伝来によってもたらされたものだといわれています。
仏教儀式において、室内でたき香する「空たき」には、その空間を清浄にするという意味があります。
香は燃え尽きてポトリと灰になりながら、人に癒しを与えそこに思いを残さない。生き方さえ教えてくれるものだと知ってからますます好きになりました。
茶の湯における風炉や炉にたく香も同じ意味のものです。
来客に際しての空だきも、室内を清め心地よいものにして、来客を迎えるためのものです。
また着物の時はにおい袋を必ず偲ばせます。
せっかくの着物から箪笥にゴンの匂いじゃ、興冷めですものね。
この時のポイントはお香に関しては
・値段をけちらないこと
・数種類を買うよりお気に入りをまとめて買うこと
安いお香はきついものが多いですし、香水のようにその日の気分に合わせて使うというよりお香は着物などに染み込むものですから数種混ざると本来の香りがでません。