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椿の会の生徒さんに向けた資料を
このブログでも連載しております。(あくまで個人的意見ですが)
ご興味のある方はご覧くださいませ。
19、お天道さまが「見てござる聞いてござる」
お茶会などへ行くと、待ち時間が長いことがあります。
私は弟子一人だったこともあり、一人でお茶会に出かけていたのですが
他は大抵社中のお仲間と連れ立ってみえます。
そのときに、聞こえてくる会話が勉強になるのです。
「お茶がぬるかった お点前がみえなかった 正客が話をしなかった」
などの声。
お稽古中ならまだしも、お茶会の席で他人を批判する行いは
茶道に深い方は決していたしません。
日常生活においても注意するべき場所やタイミングはその人の品格が表れると思います。
また師匠を見つけると手を振って近づく弟子の姿には師匠の格が問われます。
師匠から声をかけられたら受ければ良いですが、自分から友達のように近づくのは師匠の評価を下げることに繋がります。
これは家庭でいうと街で旦那さまを見かけた場合むやみに声をかけない方が賢明でしょう。
会社の上司や取引先の相手が近くにいないとも限りません。
そのときの妻の態度で夫の格を下げてしまう可能性もあるので気をつけることです。
誰も見ていない、聞いていないと思うより、誰かが見ている聞いていると思った方が無難です。