研究所の最深部


ダイナ『チコ〜ッ!』


饂飩屋店員に成りすました男に捕まり


頭の葉っぱを掴み、実験動物用の飼育ケースに放り込むと

鍵をかけ、セキュリティコードを入力し、


研究員「脱走していた個体を連れ戻せたことだし、母親は処分しろ。

子どもで一気に研究を終わらせる。」


店員の変装を脱いでいた部下の研究員に指示をして研究室を出た。


ダイナ『チコ〜〜ッチコ!』


ケースに体当たりをするも無駄であるとわかると落ち込み、ケースの隅で座り込む。


どれ程の時が流れたのか


ダイナ『チコ……』


エサを食べ、諦観して隅で丸くなっていると


カラスバ「おっ、やっぱ、無事やったか、ダイナ。」


飼育ケースの隙間から顔を覗かせるカラスバを見て


ダイナ『チコッ!?(カラスバ!?)

チコチコッ!!(なんでなんで??ボクの毒を飲んだら、3日は苦しむはずだよ?!』


マキナモンが鍵のセキュリティを解除し、ダイナを連れて脱出をする。