「260点から350点へ。90点伸びた生徒が、最初に変えたもの」
― 中3になってから慌てないために、中1・中2で身につけておきたい「勉強の土台」―


まず最初に…
「毎日勉強しているのに、なかなか成績が上がらない」
「テスト前になると、何を勉強すればいいのか分からない」
「勉強しなさいと言わないと、なかなか始めない」
「塾には通っているけれど、家では何を勉強すればいいのか分からない」
もし、今のお子さんが中学1・2年生で、こんな様子があるなら、ぜひこの先を読んでみてください。
実は、こうした悩みの原因は、「勉強時間」だけではないかもしれません。
昨年度、丹代塾には、5教科260点前後の中学3年生が入塾しました。
この生徒も、決して勉強していなかったわけではありません。
家庭学習もしていました。
中3の6月頃までは、他塾にも通っていました。
それでも、私が指導を始めたとき、気になったことがありました。
「勉強するための方法そのものが、整理されていなかった」のです。
「塾に通うこと」と「自分で勉強できるようになること」
は、必ずしも同じではありません。
・ノートをどのように使うのか
・参考書をどう活用するのか
・問題を解いた後、何をするのか
・間違えた問題をどう直すのか
・分からないことをどう調べるのか
といった、いわば「勉強の基本的な作業」が十分に整理されていませんでした。
家庭学習も、決してしていなかったわけではありません。
平均すると2~3時間程度、勉強していました。
それでも、思うように成績にはつながっていませんでした。
ここで私は、「勉強時間を増やすこと」だけでは解決しない問題があると考えました。
もちろん、受験生ですから、勉強時間を増やすことも必要です。
しかし、私は最初から「もっと勉強しなさい」とは言いませんでした。
なぜなら、勉強のやり方が整理されていない状態で時間だけを増やしても、その時間を十分に学力につなげることができないからです。
まず変えたのは、
「勉強時間」ではなく「勉強の中身」
でした。
そして、ノートの使い方、問題の解き方、間違えた問題の直し方、参考書や問題集の使い方など、一つひとつ整理していきました。
そして、90点アップにつながった「4つの変化」
① ノートを変えた問題集に直接答えを書き込むのではなく、ノートを使って問題を解く。
② 間違いを変えた間違えた問題をそのままにせず、「なぜ間違えたのか」を確認する。
③ 調べることを変えた分からないことを参考書などで調べ、自分の言葉で整理する。
④ 計画を変えた何をいつまでにやるのか、自分で考える。
まず、勉強のやり方そのものを見直してみたわけです。
それから、8月後半、夏休みが終わった頃から、変化が見え始めました。
実力テストでは、5教科合計が300点前後まで上がってきました。
短期間で40点前後の上昇です。
ここで私が注目したのは、点数だけではありません。
一番大きく変わったのは、
「何を勉強すればいいですか?」
と聞いていた生徒が、自分で勉強する内容を考えるようになったことでした。
「今日はここをやります」
「この問題が分からないので調べてみます」
「次はこの部分を復習します」
そんな言葉が少しずつ増えていきました。
点数が上がったこと以上に、私はこの変化を大切にしています。
成績の変化
入塾時:約260点↓
夏休み後:約300点↓
冬~1月:約330点↓
受験直前:350点
このように、成績は一気に90点上がったわけではありません。
40点上がった後も、さらに30点、そして最後の20点を積み上げていきました。
その過程で、勉強方法を自分なりに試行錯誤するようになっていったことが、大きな変化でした。
もちろん、勉強時間も必要でした。
ただ、この生徒の場合、私が大きな変化だと感じたのは、単純に勉強時間が増えたことではありません。
「今日はこれをやる」
「ここが分からない」
「ここを調べてみよう」
「この問題はもう一度解き直そう」
と、自分で考えながら勉強を進めるようになったことでした。
そして受験本番。
5教科合計は350点。
入塾時から90点アップしました。
しかし、第一志望校には届きませんでした。
350点まで伸ばしたからといって、必ず合格できるわけではありません。
受験には、当日の得点だけではなく、内申点や倍率など、さまざまな要素があります。
だから、350点まで伸びたことと、第一志望校に合格できたかどうかは、別の話です。
だからこそ私は、合格という結果だけではなく、そこに至るまでに「何を身につけたのか」を大切にしています。
そして、この事例を通して、中1・中2の今だからこそ、できることがあります!
中3になってから勉強のやり方を変えることはできます。
この生徒も、実際に中3の夏から変わりました。
しかし、受験まで時間が限られている中で、
「勉強のやり方」
そのものを一から見直すには、それなりの時間が必要でした。
だから私は、中1・中2の保護者の方にこそ、今のうちから考えてほしいと思っています。
「まだ受験まで時間がある」
これは、決して「まだ何もしなくていい」という意味ではありません。
むしろ、「まだ時間があるからこそ、勉強の土台を作ることができる」ということです。
だからこそ、目先の点数だけを追いかけるのではなく、
・ノートの使い方
・問題の解き方
・間違い直し
・分からないことを調べる習慣
・家庭学習
・学習計画
といった、受験直前になってから慌てて身につけるより、今のうちから少しずつ身につけておく。
私は、それが中1・中2の学習では大切だと考えています。
もし、これを中1・中2の段階から身につけていたらどうだったでしょうか。
もちろん、中3になってからでも変えることはできます。
ただ、中1・中2には、中3にはないものがあります。
「時間」です。
受験までまだ時間があるからこそ、点数だけを追いかけるのではなく、「自分で勉強する方法」を少しずつ身につけていくことができます。
中1・中2なら、テストの点数を上げることだけでなく、「勉強のやり方そのものを身につける時間」を取ることができます。
では、あなたのお子さんはどうでしょうか?
次の項目に、いくつ当てはまるでしょうか。
□ 問題集に答えを直接書いて終わっている
□ 間違えた問題を解き直していない
□ 「分からない」で止まってしまう
□ 答えを丸写しして終わっている
□ テスト前になると何を勉強すればいいか分からなくなる
□ 毎日勉強しているのに、成績がなかなか上がらない
□ 学習計画を自分で立てられない
□ 親が声をかけないと勉強を始められない
□ テストが終わると、間違えた問題をそのままにしてしまう
もし、いくつか当てはまったなら、「勉強時間」だけではなく、「勉強のやり方」を一度見直してみる価値があるかもしれません。
そして、中1・中2なら、まだ十分な時間があります。
「まだ受験は先だから」と考えるのではなく、今のうちから学習方法を身につけておくことが、その後の高校受験、そして高校入学後の学習にもつながっていきます。
「うちの子の場合、何から見直せばいいのか分からない」という段階でも構いません。
「塾に入れるべきか、まだ迷っている」
「今の勉強方法で大丈夫なのか知りたい」
「中1・中2の今、何をしておけばいいのか知りたい」
そんなご相談でも構いません。
丹代塾では、現在の成績だけを見るのではなく、普段どのように勉強しているのか、どこでつまずいているのかを確認しながら、一緒に学習方法を考えています。
丹代塾が大切にしているのは、高校受験のためだけの勉強ではありません。
高校に入ってからも、自分で学び続けられる力を身につけることです。
まずは、お子さんの今の勉強方法について、一緒に考えてみませんか。
まだ塾に入るかどうか決めていない段階でも構いません。
「今の成績で大丈夫なのか」
「今の勉強方法でいいのか」
「中1・中2の今、何をしておけばいいのか」
「家庭では、どんな勉強をさせればいいのか」
そんな小さなご相談でも構いません。
丹代塾では、体験授業・学習相談を受け付けています。
続きは…次回は、実際の「勉強のやり方」を紹介します。
「では、具体的にどんなノートを作ればいいのか?」
「間違えた問題は、どうやってやり直せばいいのか?」
「問題集はどのように使えばいいのか?」
丹代塾では、ただ「勉強しなさい」と言うのではなく、「どう勉強するのか」まで指導しています。
次回は、実際に指導している「勉強のやり方」を、具体例を交えながらお話しします。