こんにちは、通 訳子です。
今回は、訳子が働いたことのある通訳会社について物申したく・・・、というか愚痴ね。
この会社は新米も新米、べべちゃん時に務めさせて頂いた会社なんですが、今思えばすんごい無茶ぶりばっかの会社やったなーと。
まず、この会社は電話通訳の会社で、基本的にお客様に直接会いません。
すべてが電話上で完結します。
普通、っていうか通訳のお仕事って、下調べしてなんぼなんよね。いかにしっかりと事前に使用しそうな単語を予習しておくとか、
調べておくとかさ。
あとは通訳する内容をある程度事前に教えてもらえたりするはずなんよ。例えば医療なら患者さんの病歴とか、なにについて受診してるのとか最低限の情報ね。会議なら、どの企業のなに会議についてとか。
やのに!!
この会社、そんなん一切無し
まあ確かに、電話やからどっからいつかかってくるとか予測は出来ひんけどもやで!そんでもひどくないか
熟練さんならまだしも、ペーペーの毛も生えてないような通訳者をいきなり偉いとこに放り込んでくれるで(ていうか自分で応募したんやけども)
しかも!!
ジャンルがバラバラ
1本目の電話、インターネットの解約。2本の電話、事故車の保険説明。3本目の電話、妊婦さんの定期健診。4本目の電話、年金の申請。5本目の電話、難病の治療方針説明会、などなど1日に通訳する内容が濃い。
挙げだしたらキリがないほどのバラエティーパック状態
いや、わたくし曲がりなりにも通訳者やけど・・・、そんな広くカバー出来るか!?
しかもどの内容がくるんか、電話とってみるまで分からへんというサプライズ付き。
病んだ。
1日目でソッコーやっていける自信が全くなくなった。
まず、脳みそが話題の変更についていかへん。
そもそもなにについて話しとんか、理解するのに時間がかかる。会話しとる当事者の方々はいいですよ、だって一人はその道のプロ。もう一人は知りたくてとか、わかりたくて話を聞いてる人やから、なにについてかは最低限知ってるでしょうし。
こっち、前情報ゼロ。
いきなり会話に放り込まれる。
一番ひどい時は、前通訳者さんとの電話が途中で切れてしまって、ほんまに途中の途中でバトンタッチっていう時。
途中すぎて意味不明
でもなんか言わなあかん
もうね、生き地獄。
訳もね、恥さらしまくりよ。
自分で言ってて、意味が通じないという
「いや、通訳さん今の意味全くわかりませんでした。」とか言われる始末。
確かに。
認める。
だって、マジメに自分で言ってても意味が分からんもん
何が言いたいかって言うとやね。
電話通訳さんに優しくしてねってこと
そんな裏事情があるんよって話(笑)