ディレイタ通りがつきる所、巾の広い階段の上にサンディアゴ教会がある。
砦へは右に折れて行くが、左へ行くと小さな門があり、城壁の外へ出る事が出来る。
大きなオリーブの木が幾本かあり木製のテーブルやベンチがある一寸した小公園に出る。
観光客も殆ど来ない静かな場所で、オビドス駅から西方に広がる麦畑が一望出来る。
ここから城壁の外の北西部分に沿ってポルタ・ダ・ヴィラに至る遊歩道がある。
ふもとの眺め以外は特に取りえのない、人の通らない遊歩道である。
13日(火)午後、たまたまこの遊歩道を歩き、城壁の南端の外にある風車の所からポルタへ廻った。
城壁の上からも見たこの風車は珍しかったのでその前まで登って行ったが、壊れかかっており中にも入る事は出来なかった。
サンタマリア広場は村のほぼ真ん中に位置し、道もほとんどこの広場に出る。
散歩やスケッチのお供で何度かこの広場に行った。
ここに泉水があり、当時は飲み水としたのか、洗い物に使ったのか分からないが、装飾壁に蛇口がついており、水を貯めることが出来る石組みがある。
水こそ流れていないが今でも使えそうである。
こういった泉水がホテルの横や村の中、セニョール・ダ・ペドラ神殿横にもある。
このような泉水はマルバオには無かった。
又、ここへ水を流す為に作ったといわれる3kmも続く水道橋はポルタ・ダ・ヴィラの先から畑の中を南へ延びてい
る。
16世紀のものだそうで、これを見る事が出来たのはは今回の貴重な体験のひとつである。


