『カシスウー論』 ~北千住のカフェ『ア・ラ・カンパーニュ』編~


 こんにちは 菓子酢ウーロンです。 
 第39回『カシスウー論』は、北千住のカフェ『ア・ラ・カンパーニュ』編です。

--------------------------------------------------------------------------

『ア・ラ・カンパーニュ』は丸井北千住店の4階にある。
 地下でも、最上階でもなく、4階というところがなかなかのポイントだ。

 一般に、デパートは地下にお惣菜やお菓子なんかが売っていて、
 最上階と、その一つ下あたりにレストランやカフェが集中している。

 地下のスイーツ売り場には、イートインのコーナーが併設されていて、
 けっこうおいしい紅茶を出したりするパターンも多い。

 しかし、その基本パターンから完全に外れた3階とか4階あたりに
 突然、カフェや喫茶店が存在しているケースがある。

 私が勝手に「デパート中間階カフェ」と呼んでいるスタイルだ。

 もちろん、どこにカフェをつくっても構わないのだが、
「デパート中間階カフェ」には、何と言うか、もうひとつやる気が感じられないのだ。

 たいていは店内が異常に狭っ苦しいし、
「とりあえず喫茶店をつくったから、疲れた人はコーヒーでも飲んだらいいんじゃないの~」
 という言いようのない“やっつけ感”が店中に漂っている。

 しかし、『ア・ラ・カンパーニュ』からは「デパート中間階カフェ的やっつけ感」がまったく感じられない。
 
 店内は意外なほど広々として、何より4階から9階までが吹き抜けになっている。
 4階から9階までの吹き抜けですよ。
 6階分のフロアをぶち抜いているカフェというのは、そうそうあるものではない。

 吹き抜けを4階から6階くらいまでに留めておけば、
 7階から9階までのスペースで、『ア・ラ・カンパーニュ パート2』がつくれるというのに、
 それをしないラグジュアリー感がすばらしい。
 
 ヘリウムガスの入った風船を持った子どもが、思わず手を離してしまったら、
 はるか上空まで飛んでいってしまう、夢と希望と、現実の厳しさを教えてくれるカフェなのだ。

 もちろん、そんな子どもはいないんだけど・・・ 

 とにかく、天空のカフェで、パズーやシータの気分を味わいたい人は、
 ぜひとも『ア・ラ・カンパーニュ』へ行ってみて下さい。

 ただし、 実際にパズーやシータの気分を味わうには、相当な想像力が必要ですので、あしからず・・・


 さて、『ア・ラ・カンパーニュ』には、
 このブログ『カシスウー論』の名付け親である「ジン」と一緒に行った。

 名付け親だけあって、ジンは「カシスウーロンを飲めば」と言ってくれたのだが、
 仕事の話をしていたので、その日はコーヒーを飲むことにした。

 今号が2009年最後の『カシスウー論』なので、
「最後くらい、カシスウーロンを飲まんかいっ!」とつっこみたい人もいるだろうけど、
 まあ、そういう硬いことを言わないところが『カシスウー論』のいいところなのです。

 そりゃあ私だって、もっと別の場所で、別の店を取り上げて、
 きっちりとカシスウーロンを堪能し、
 カシスリキュールとウーロン茶の割合について語ることも考えないではなかった。
 
 しかし、やっぱり最後は北千住にしようと思い直したのだ。

 あまり知られていないかもしれないが、
 第一回『カシスウー論』で取り上げたのも北千住の店だったからだ。

 北千住の『ブラス』というバーで、ジンと二人で飲んでいるときに『カシスウー論』は誕生した。
 2009年4月のことだ。

 それからほぼ週に一度の割合で、意味も、生産性も、統一感も、
 有用な情報もないブログをせっせと書き続けたのだ。
  
 以来、数人で集まって飲むときには「かんぱ~い」の代わりに「ウーロ~ン!」と言われ、
 最近知り合ったサントリーの人には名前を覚えられず、徹底して「カシウーさん」と呼ばれ、
 名刺の裏に「カシスウー論、絶賛配信中」とデカデカと印刷してしまったもんだから、
 「これって、どんなメルマガなんですか?」と聞かれては、いつも説明に窮する一年だった。

 あの・・・ナンと言うか・・・自由な・・・エッセイ的な・・・特に決まったことのない・・・・
 でも、一応どこかの店を紹介しながら・・・といってグルメレポートではなく・・・
 ただ漫然と・・・ときに真面目に・・・だいたいは不真面目に・・・

 なんて説明をしていると、
 ほとんど相手は「ああ・・・そ、そうですか・・・」と言って、気まずそうに私から離れていくのだ。 

 また、「カシスウーロンっておいしいの?」と聞く人が、
 「どうせ、おいしくないんでしょ」と、どこか見下した雰囲気を漂わせていることもしばしばあったし、
 ネタ集めに訪れた店に肝心のカシスウーロンがなく、
 涙とともに、梅酒のソーダ割りを飲んだこともたびたびあった。

 つい最近、『カキフライが無いなら来なかった』という本を買って読んだが、
 まあ、そこまでカシスウーロンに思い入れがあるわけではないけれど、
 無いとなると、それはそれでけっこう寂しい感じがする一年だったともいえる。

 どんな一年だったにしろ『カシスウー論』を読んでくださったみなさん、
 本当に、どうもありがとうございました。

 来年も、マイペースで配信していくので、よろしくお願いいたします。
 そして、『カシスウー論』をご家族、お友だちなどにぜひとも宣伝してください。

 ちなみに『カシスウー論』はメルマガで配信していて、
 誰にも聞かれないので言っておくと、来年は、メルマガ発行1万部が目標です。 
 現在、何部なのかは、あえて聞かないでください。

 まあ、ナンと言うか、その、「中年も大志を抱く」わけです・・・・・

 
   『カシスウー論』の登録はこちら↓
   http://www.mag2.com/m/0000287963.html


 それでは、よいお年を・・・
 もしかして新年に読んでいる人は、あけましておめでとうございます。