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(くっ‥‥‥‥‥‥)


山内啓は茨城のある湖の近くの大木に寄り添うように腹を抱えてうずくまっていた。



横に生えていた大木になんとか助けられ立ち上がれはしたが、後頭部に酷い鈍痛を感じる。

一体今自分の身に何が起きたのだろうか。
後頭部が痛むのは後ろから殴られたからだろうか?一体誰が?何のために?

だが、啓が一番解せないことは、左手にうまい棒のチーズ味を握り締めていることだった。


ーーー時は遡ること1時間前


山内啓は茨城の霞ヶ浦で釣りを楽しんでいた


(今日も釣れねぇ。けぇるか。)

啓が諦めてリールを巻こうとしたその時


ポチャっ
浮きが一瞬ピクる。手に伝わる振動が引っかかった獲物がデカイことを教えてくれる。手に力を込める。
(大物キタコレ。)

絶対釣り上げるぞ~

手応えを感じた山内啓は歯を食いしばり、釣竿を持つ手に更に力を加えた



モー少し・・・!!!

ふぬぬくぬぬぬつっっ!!




・・ばしゃーーーん!!!!


遂に水面からその大物が姿を現した。


「よっ!!俺です!残念!テヘペロ」

釣れたのはブラックバスでもブルーギルでも、鯰でもなく、啓の旧友である菅沢一晃だった。


「一晃かよ~。まぁいいや釣れたし。」


啓&一晃「ハハハハハハ」


ーーーーーー記憶はここで途切れる

なんとかその先を思い出そうとしても思い出せない。

・・・?

「ん?あれっ!?そいやかずあきがいねぇぞ!おーいかぁぁずぅぅあくぃいいい!!」




「ん?何?」


・・・・・いた。




この時、もう一つの影が忍び寄っていることに二人は気付かない。





















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