ステップ4
それから、彼とは時間をみては連絡をとり
会うようになった。
仕事の日は彼に会えるのが楽しみで、彼が
休みの日はめっぽう仕事に身が入らない
私の心はだんだん、彼でいっぱいになって
いくのがわかった。
もちろん、家庭では良き母であり続け、夫の
事もやるべき事はやって。。上の話だけど。。
ある日、彼と会う約束をして、仕事で疲れて
帰ってきた夫に後ろめたさを感じながらも
子供たちをお願いして待ち合わせ場所に
出かけていた。
主婦が小さな子供を残して家を空けるには
大きな労力が必要である。
時間的にも余裕は全くない。
家を出る前、子供たちの夕飯や、お風呂
ねる準備や洗濯物の片付け等に追われる。
私の体は家を出る時点ですでにクタクタだった。
私がおめかしをしているので、子供たちは私が
これから出かけるという事に気づく、、、そして
ぐずりだす。。。
子供たちがテレビに気をとられている隙に、
そーっと家を出ていった。
ある日、何気なく自分の手を見てギョッとなった。
その手はガサガサで本当にオバサンの手だった。
これまでずっと「女」としての自分を忘れて
日常を送ってきた事が、誰の目にも一目で
わかる。
「色気」とは無縁の容姿だった。
すぐさま、ドラックストアで化粧品、
ハンドクリームと綺麗な淡いいピンク色の
ネイルとリップクリームを買った![]()
普段いつもスッピンだった顔に毎日、お化粧
するようにもなった。
旦那に変化に気づかれないか、心配だったけど
仕事を始めるとほぼ同時に女を磨き始めたので
あまり気にされる事はなかった。
と言うより、私の変化になんて目もくれないし
気にもしていない。
私は毎回、胸をドキドキさせながら
待ち合わせ場所に向かっていた。