今から、119年前に感動的な話がありました。


明治23年(1890)9月16日の出来事です。


トルコの「エルトゥールル号」約600人が乗船する


船が、紀伊半島南東の大島付近で台風に遭遇した。


午後8時30分ごろ、岩礁に激突して船は爆発を起こし


沈没してしまったのです。


乗組員は、暴風雨の中、真っ暗な海へ投げ出された。


事故に気付いた、大島の灯台職員や、村の人達が


見ず知らずの外国人を懸命に救助し生存者を


捜索をした。


村の男達は裸になり、血を流し裸同然で冷え切って


いる負傷者達を、布団に寝かせ抱きかかえて温め、


医師たちは、不眠不休で治療し、村の人達は、


食べ物や衣服を提供し、非常用に蓄えていた食糧


までも差し出して、懸命に尊い命を助けた。


大島の人達とトルコの人達の間では、言葉が通じ


無かったが、心と心は温かく通じ合っていた。


この話は、ここで終わらなかったのです。


エルトゥールル号の遭難事故から95年後の



1985年3月17日 イラン・イラク戦争の真っ只中です


イラクの大統領サダム・フセインが、


「イラン上空を飛行する全ての航空機を、2日後から


攻撃する」と突然発表した。


その当時イランには約500人の日本人が滞在中です。


このままだと戦争に巻き込まれて、生命の危険があり


ますから、直ぐにでも国外へ脱出する必要があります。


そんな中、日本国内では政府が躊躇し対応が遅れ、


航空会社は、安全の確保が出来ないと断り、結局


日本から、日本国民を救助する救援機はイランには


来なかったのです。


日本が動かない中、トルコが動きました!


なんと!トルコ航空機が危険を冒してまでも、イランに


残された日本人を救助する為に、イランに乗り込んで


来てくれたのです。


そして、間一髪のところ日本人全員を救助したのです。


トルコの人達は、95年前にトルコ国民を助けてくれた


日本人の事を忘れていなかったのです。


トルコでは、歴史の教科書に「エルトゥールル号遭難」


での、日本人から受けた温かい心遣いの事が掲載


されてて、子供でも知っているほど重要な出来事として


語り継がれているそうです。


心温まる出来事の話は、自分の心を洗ってくれますね。


自分の事しか、考えていない自分が恥ずかしくなります。


人の為に、どれ位動けるのかで人の価値が決まります。


私は、まだまだです。



参考文献


「思いやりのこころ」 木村 耕一編著


一万年堂出版