新しい課長が赴任してきました。


赴任挨拶で、


「ここの職場は、危険な職場ですので


ヘルメットを被って作業をして貰います。」


作業者たちは、


「冗談じゃないですよ!!」


「如何してですか?」


「ヘルメットを被ると、作業がしずらくて


逆にヘルメットが気になって危険なん


ですよ!」


「そうなんですよ!! ヘルメットを


被ると、作業効率が落ちますよ。」


「それでも良いんですか?」


「僕達が今まで、ヘルメットを被らない


のには、しっかりと理由があるのです!」


「しかし、ここの職場は、労災の発生が


会社の中で一番だと聞いていますが?」


「それは、全て新人の作業者ですよ!」


「まだ、不慣れで作業を行うのでね!」


「そうですか? 


私にはそうは見えませんが?」


「課長は、来たばかりで何も分かって


ないからな~!」


「分かりました。」


「じゃっ!ヘルメットの話は無しだな。」


「いいえ! ヘルメット被って貰います」


「なにっ!!」


「では、まず1ヶ月間ヘルメットを被って


作業して下さい。」


「1ヶ月後、再度皆さんからヘルメットに


ついて、意見を聞きます。」


「そこで、皆さんからヘルメットは必要無い


と言う意見が出たら、私も2度とヘルメット


を被れとは言いません」


「本当だな! 約束だぞ!!」


「約束です!!」


次の朝、人数分のペンキで白く塗られた


ヘルメットが置かれてあります。


課長が現れ、


「今日から、1ヶ月間この白いヘルメットを


被って作業お願いします。」


作業者は嫌々ではありますが、ヘルメットを


被って約束通り1ヶ月間作業を行いました。


今日約束の1ヶ月後の意見交換の日です。


                つづく