鴨川散歩~天津神明宮・鴨川図書館朗読会
2月4日(火)、立春とはいえ晴れで暖かかった節分とは打って変わった曇り空の寒い日、私は「遊子の会」主宰者YUさんの鴨川を案内しますよ、とのお誘いに、YUさんの車の同乗者となった。
先ず訪れたのは天津神明宮。無論私にとっては初参拝の神社である。
参道を進むと、景色は以下の写真のように変わって行った。
案内板には天津神明神社について、次の様なことが記されていて源頼朝が係わる「房州伊勢の宮」と仰がれている神社であることが分かった。
治承四年(1180)源頼朝が石橋山の戦に敗れ、安房に逃れて来たとき、伊勢神宮に源家の再興を祈念し、祈願が成就したなら、安房の国に御厨(みくりや)一処を寄進しますと礼誓しました。
そして宿願が成就し、寿永三年(1184)当地に御厨を新設し、伊勢より迎えた神霊と、以前より鎮座の
庤(もうけ)大神とを相殿にまつりました。それから、「房州伊勢の宮」と尊崇され今日に至っています。
また、境内には千葉県指定天然記念物天津のまるばちしゃの木が見られ、案内板には次の様なことが
記されてあった。
千葉県が世界的な分布の北限となっています。初夏に枝先に白色の小さな花が密集して咲き、見慣れない珍しい木の愛称でもある「なんじゃもんじゃ」の呼び名もあり、神明神社の神木として信仰されています。
また、土産物売場に置いてあったチラシで、今日から県内37社をめぐる「ふさのくに神社御朱印めぐり」がスタートしたことを知った。そして、ふさのくにとは安房国、上総国、下総国の三つで、私の住む安房国では次の六社であることが記されていた。
安房神社(館山市)・鶴谷八幡宮(館山市)・岩井神社(南房総市)・高家神社(南房総市)・な越山神社(南房総市)・天津神明宮(鴨川市)
昼食は、以前訪れた際満員であった魚屋が営む食事処池田で取った。私は人気メニューというキンメダイの煮付け定食を注文した。丸々一匹のキンメダイは食べごたえがあり大変美味しかった。(1600円)
そして、隣りのテーブルが館山二中で同じクラスであったY子さんのグループであったことにはびっくり仰天で、ここは知る人ぞ知るお店なんだなぁ~、と思った。
勉強熱心なYUさんは、9日の公民館講座「天津小湊の歩み」の下調べを兼ねているようで、天津公民館や郷土資料館に寄りながら鴨川市立図書館で車を止めた。
鴨川図書館で何を??と思ったら、「新八犬伝」の朗読会への参加であった。
図書館ボランティアと職員による読み聞かせは実に素晴らしく、また複雑な物語も館長による解説で分かり易くなり、すっかり聞き入ってしまった。今回が2回目とのことだが、続きを聞いてみたいと思った。
この日の催しは、「江戸文化を楽しむお話し会」とかで、続いて見返り美人の浮世絵で知られる菱川師宣について菱川師宣記念館の笹生学芸員より「菱川師宣と浮世絵」と題した講話があった。
食後の暖かい部屋での学術的な語りに時折睡魔に襲われて困惑したが、菱川師宣は鋸南町保田出身の浮世絵の開祖で、菱川師宣の浮世絵は元禄の江戸の流行をいち早く情報提供したものであった、という くだりが頭に残っている。
さて、図書館からは遠くに菜の花畑が見える。我々は道路沿いに広がる満開の菜の花畑にも足を伸ばし、鴨川散歩を終えたのであった。





